不労所得とは所得を得るための労力が少ない所得です。
労働をして得る事のできる勤労所得を除いたもの全般を指します。
労力無しで得られる収入と誤解される事が多いですが、労力がかかるものも含みます。
労力が収入に対して少ないのが特徴ですが、不労所得を形成するには条件があるため、条件を満たすのが大変な事も多いです。
主な不労所得一覧
- 預金の利息
- 株式の配当
- 債券の利子
- 不動産の所有益
- 各種手当(児童手当など)
- 保険(雇用保険・失業保険など)
- 印税など
不労所得を得る手段の中から実際にできる事は限られる方が多いと思います。
これは金銭的側面だけではなく、専門的な知識や経験がないとできない事も多いからです。
また、忘れてはいけないのが、利益(リターン)のみではなく、損失(リスク)も生じるという事です。
リターンに対するリスク管理はとても大切です。
具体例
株の配当を例にあげます。
※概算です
株を100万円分購入します。
配当金は4%です。
最初に購入手数料を3%引かれ97万円の投資になります。
一年後に配当を受ける時期になり、株価が5%下落し評価額が92万円になったため配当金は36,800円です。
配当金は税金が20%かかり手取りは29,440円です。
一年後の資産
株の評価額 92万円
配当金、手取り 29,440円
合計 949,440円
この年は約5万円の損質になります。
まとめ
不労所得は基本的にインカムゲインであるため、不労所得で生活するためには、その過程で多くの労力が必要になります。
最初は働いても収益はほとんどない状態が続き、それを乗り越えることで収益が出始めるものもあります。
不労所得はその性質上、最初が最も大変です。
これは福利効果のようなもので、不労所得が得られるようになれば自由に使える時間が増加するため、さらなる不労所得を形成する事ができます。
さらに、資産が増えていけばより良い条件の不労所得を得る事ができます。