複利効果は運用で得た利益を再投資する事で元本を増やし、増やした元本によって利益が増加していく効果です。
当然利回りが良いほど利幅が膨らみますが、複利効果ではこの利回りが非常に重要な要素となってきます。
複利効果で重要なのは「元本」「利率」「時間」です。
上記3点が良ければより大きな複利効果を生みます。
しかし、実際は一定の利益を出すことはとても難しいです。
基本的には利率を上げるとリスクも上がります。
最悪利益がマイナスになるときもあります。
リスクと金利のバランスが大事です。
比較しやすいように下記表に元本100万円、年利1%と3%の表を記載しました。
(※ 他の元本・年利を計算したい人はこちら → 複利計算)

表を見ていただければわかる通り時間経過で年利の差が顕著に表れていきます。
30年で見た場合
1%の場合は約33万円(約1.3倍)の増加
3%の場合は約136万円(約2.3倍)の増加
となり、2%の違いが30年の時間をかける事で収益には約4倍の差がつきました。
元手がない、もしくは、1%で運用できない場合の早見表も作成してみました。
毎月1万円を投資して運用します。
左下の表は銀行の0.35%(2019.12.13現在オリックス銀行5年定期税引前利回)で計算しました。※税金は考慮してません。
(※ 他の積立・年利を計算したい人はこちら → 積立計算(複利運用))

30年毎月1万円銀行預金した場合
積み立てた金額は360万円
表では約379万円ですので、約19万円(約5%)増えました。
40年毎月1万円銀行預金した場合
積み立てた金額は480万円
表では約514万円ですので、約34万円(約14%)増えました。
銀行預金利回でも年月をかけると大きな利益をもたらしてくれます。
1%で運用できれば銀行に預けるよりも多くの利益が得られます。
もちろん、利回りは多ければ多いほどいいですが、利回りが上昇するとリスクも増加しやすい傾向があります。
最後に
この複利効果を一番活用しているのはローン会社です。
特にリボルビング払い(リボ払い)の利回りは比較的高め(15%くらい)に設定されている事が多いです。
複利効果を活用するか、活用されるかでその後のフリーキャッシュフローに大きな影響が出ると思います。