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リスクアセスメント

投稿日:2020年3月16日 更新日:

リスクアセスメントとは

概要

リスクアセスメントを簡単に言ってしまうと「どのようなリスクが存在するか」を確認する事です。

リスクが「どのようなリスクがどの程度あるのか」を分析する事はとても大切なプロセスで、現状は問題が表面化していない場合でも潜在的な要因が隠れている事はとても多く、状況が変化することによってトラブルが発生する可能性があります。

リスクアセスメントはとても重要でリスクを発見・分析・評価するプロセスです。
※似た用語で「リスクマネジメント」がありますが、こちらはリスク全般の対応する意味があるため、リスクアセスメントのみではなくトラブルが起きた際の事後対応なども含まれます。

そのため、トラブルが起きた際の対応を実際にする人ではなく、投資家などの第三者が多面的な視点で客観的にリスクを評価する事が多いです。

実際にリスクが完全にゼロである事は基本的にないため、発見したリスクが寛容できるレベルであるのかを検討し、実際に問題になる確率やその後の被害状況などを分析してから出資する事が多いです。

様々な要因からリスクが発生するため各工程ごとに細分化した分析や全体的なリスクの状況など内部的な要因はもちろんですが、外部的な要因についての分析を行う事も必要になります。

リスクアセスメントの具体例

リスクアセスメントはビジネスの分野だけではなく、化学物質・情報セキュリティなど様々なシーンで検討する必要がありますが、ここでは株式投資を行う際のリスクについて重点を置いて検討します。
※実際にはもっと細かく考える必要があります。

  1. リスクの特定
    株式は価格が変動するため元本が保証されていません。
  2. リスクの分析
     株価の下落よって元本が減少する可能性があります。
  3. ドラブル後の影響
     株価が下落すると損失が発生します。
  4. リスクレベル
     基本的に日本の株式投資の場合は一日に最大15~30%の損失が発生すると取引がストップします。
    しかし、連日ストップ安が継続してしまうと売りたくても売れない可能性もあるため、数日で半分未満の資産価値まで落ち込んでしまう可能性もゼロではありません。

この場合のリスクレベルは株式投資を銘柄に大きく左右されます。

過去の実績から乱高下が激しい銘柄は大きく変動しやすい傾向があるため事前に損切ラインを決めておくなどの対応をした方が賢明だと思います。

別の収入があり余剰資金で投資を行っている場合は全て失っても生活に困る事はありませんが、フルインベストメントのように運用資産の割合が多く、かつ銘柄を絞り込む場合はリスクが高くなるため銘柄の特性や情報を小まめにチェックして潜んでいるリスクを見逃さないように注意する事が重要です。

まとめ

人それぞれ状況に応じたリスク許容度があるため、寛容できる範囲の適したリスクを見極めて過度なリスクを取るように気を付ける必要があります。

会社員として働き労働収入を主軸としている場合は病気・事故・災害などに備えて生活防衛資金をある程度確保して置けば生活に困るほど大きなリスクに直面する事は基本的にはないと思います。
※一般的には3か月ほどの貯蓄を用意するのが望ましいと考えられています。

また、無リスク資産の様に通常はリスクを考慮する必要がない投資は収益性が低いですが、安定的に資産を増やせる傾向があるためリスクについてあまり神経質になって気にする必要はないと思います。

しかし、リターンを求めてリスクプレミアムを手にしたいと考えている場合は「リスクとリータンが比例する」と言う事を意識しなければいけません。

ここで重要になるのがリスクアセスメントで、正しく行えない場合は後に大きな損失を抱える原因となります。

生活環境や余剰資金などを検討しアセットマネジメントの分配やポートフォリオの構成する際にはリスクを取り過ぎないように考慮する必要があります。

リスクを避けるためには資産三分割法に代表されるように分散投資が有効ですし、市場動向を読み違えた場合は損切などの撤退についての判断も必要になります。

しかし、実際に株価が下落すると心理的な負担が大きなってしまい冷静な判断ができない人はとても多いため、リスクを取りすぎると一所懸命学んで知識をたくさん吸収していても実際には行動できずに大きな損失を出してしまう人が多いので、特に経験が少ないうちはリスクは取りすぎないように注意してください。

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