親和欲求は他者と友好的になりたいと思う心理です。
人は基本的に他者と友好的になりたい気持ちがあります。
これは生存率が集団で生活した方が高いためだと思います。
しかし、親和欲求は状況によって強くなったり、弱くなったりします。
これを恋愛に応用したのが、つり橋効果になります。
親和欲求が強くなる状況
- 不安や恐怖など精神的に心細い状況です。
- 失敗や困難な状況で精神的に疲弊しています。
- 聴覚刺激を受けます。
特に異性の声からだとその影響は大きいです。 - 一人でいる事が多い人です。
親和欲求の強い人の特徴
- 一人でいる事が嫌です。
- 他者から好かれたいです。
- 交友関係を積極的に作ろうとします。
- 人に騙されやすい。
- 一人でいる時間が長い。
具体例
親和欲求が強い管理者は秩序を乱す恐れが強いため危険です。
管理者は人から嫌がられる事もする前提の役職です。
そのため、他者から好かれたいという意思が強い管理者は、決められた規則を捻じ曲げても自らを好かれようと行動する事があります。
「無理が通れ道理引っ込む」といわれるように、不正が常態化してしまうようになるのは時間の問題です。
まとめ
親和欲求は誰にでもある気持ちです。
現在はインターネットの普及で連絡が簡単に行えるようになりました。
そのため親和欲求を満たすために携帯を長時間使用する携帯依存症や、SNSで自分をよく見せようと危険な行為を行う方も多くなりました。
また、親和欲求が強くなりすぎるとだれでもいいから仲良くしてほしいという気持ちになります。
そのため、インターネットで知り合った人と出会い、犯罪に巻き込まれるケースも増えてきました。
このように悪い人が利用する危険性があるため、注意が必要です。