フレンドシップパラドックス | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

雑学

フレンドシップパラドックス

投稿日:2019年12月13日 更新日:

フレンドシップパラドックスについて

概要

フレンドシップパラドックスは「あなたの友達はあなたよりも友達が多い」と多くの人が思っているというパラドックスです。

多くの人は「自分の友達の人数より、友達の方が友人が多い」と思っています。

直感的には「友達の方が友達が多い」と思っている人と「友達よりも友達が多い」と思っている人の人数は同じくらいいると思う人が多いです。

しかし、現実的には「自分の友達の人数よりも、友達の友達の人数は多い」という傾向は数学的には正しいです。

多くの人は友達が少ないと感じています

友達と話をしていると自分よりも友達の数が多く感じる事はありませんか?
特に小・中学校、高校、大学などの学校生活や、社会人になり会社で働いたりする時には集団生活を行っていますが、このような時に体感する事が多いと思います。

友達が少ない事を意識してしまうと「友達が多い方が幸せ」「友達が少ないと不幸」そんな事を思う人もいるかもしれませんし、単純に「寂しい」という気持ちが出てくる人も多いと思います。

そんな気持ちが続くと、次第に友達が少ないことについていろいろと悩んでしまい「友達が少ないのには自分に原因があるかもしれない」「もしかしたら嫌われているのかもしれない」「そもそも友達ってどこからなんだろう」など、深く考えてしまうと悩みは尽きなくなってしまいます。

しかし、その悩みの多くはフレンドシップパラドックスが招いている可能性があります。

フレンドスップパラドックスの不思議

実際には「友達の方が友達の人数が多い」というのは事実でこれには直感に反する数学的なトリックが隠されています。

基本的にはしっかりと計算すると「自分の友達の数」よりも「友達の友達の数」ほうが多くなります。

これは友達の数の中には重複して数えられている人がいるためにおきる現象で、数学的な裏付けがあるため、実際にの計算をご覧ください。

具体例

計算しやすいように全部でA~Eさんの5人がいるとします。

  • Aさん
    友人が2人(B、C)
  • Bさん
    友人が3人(A、C、D)
  • Cさん
    友人が4人(A、B、D、E)
  • Dさん
    友人が3人(B、C、E)
  • Eさん
    友人が2人(C、D)

A~Eさんの友人の平均数は2.8人(2+3+4+3+2/5)人です。
B・C・Dさんは平均以上の友人の人数です。
A・Eさんは平均以下の友人の人数です。

ここからが本題で、視点を個人に変えます。

  • Aさん
    友人は2人
    友人の友人の平均は3.5人
    (B=3、C=4、3+4=7、7/2=3.5)
  • Bさん
    友人は3人、友人の友人の平均は3.0人
    (A=2、C=4、D=3、2+4+3=9、9/3=3)
  • Cさん
    友人は4人、友人の友人の平均は2.5人
    (A=2、B=3、D=3、E=2、2+3+3+2=10、10/4=2.5)
  • Dさん
    友人は3人、友人の友人の平均は3.0人
    (B=3、C=4、E=2、3+4+2=9、9/3=3)
  • Eさん
    友人は2人、友人の友人の平均は3.5人
    (C=4、D=3、4+3=7、7/2=3.5)

最初の交友関係から計算した友人数の平均は2.8人で、それよりも友人が多いのは3名で少ないのは2名でした。

しかし、二回目に計算した個人の視点からでは自分より友人の友人が多いのは2名、同数2名、少ないのが1名で、自分の友人の数よりも友人の友人が少ないのはCさん1人だけになっています。

5人での結果になりましたが、分母が増えれば重複して数えられる方も増加し、「あなたの友達はあなたよりも友達が多い」という人も増加します。

お時間のある方は人数を増やして計算していただければ幸いです。

まとめ

思い込みによって誤解している事は日常的にも多くあり、そのような実際の理論と直感的な認識の相違によって間違った分析をしてしまう事も多いです。

そのため、このようなセレクションバイアスが働く事で起こる錯覚には注意が必要です。
特に大きな意思決定をする時には直感的な数字と実際の数字が異なると大きなトラブルになる事も多いので気を付けてください。

このようなバイアスによる錯覚は多く存在していますし、様々な認識のずれを用いたパラドックスも多いので正しい分析をして騙されないように注意してください。

関連記事

アドセンス

アドセンス

-雑学

執筆者:

関連記事

有効求人倍率

有効求人倍率とは 概要 有効求人倍率は企業が従業員を募集する指標で、従業員を確保する難易度がわかります。有効求人倍率の倍率は就職先を探す人に対して何件の企業が従業員を募集しているのかを計算する事で有効 …

セルフブランディング

セルフブランディングとはセルフ(自分)でブランド(信用)を確立する事で、自分の力でプロモーションを行いメディア化する事です。セルフブランディングは個人で行うため、芸能プロダクションのようなものは該当し …

グレートフィルター(The Great Filter)

グレートフィルターは生命の特異点のようなもので、生命が次の段階に発展するための大きな障害となるものです。宇宙は広大であるため、私たちのような文明をもつ知的生命体が私たちの他にいなくてはおかしい(フェル …

フリン効果

フリン効果はIQ(アイキュー)の推移が向上する事です。反対にIQの推移が低下する場合は、負のフリン効果と呼ばれます。フリン効果によるIQ(アイキュー)の推移の研究では、1970年代をピークにIQ(アイ …

イースタリンのパラドックス(イースタリンの逆説、幸福のパラドックス)

イースタリンのパラドックス(イースタリンの逆説や幸福のパラドックスなどとも呼ばれています)は「所得が増加すれば幸福度が上がる」が「所得が増加すると幸福度が下がる」パラドックスです。幸せになりたいと思っ …

Google AdSense



管理人


あむぶろ
管理人情報


名前:

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: f81fd2e4c52864042852c112ce927ae2-1.png鈴木 歩(すずき あゆむ)

自己紹介:

日本の未来を支える若者を応援したいので
「有料情報よりも価値がある情報を無料で
提供する」事を目指しています。


ブログについて:

当ブログでは生活をするためには大切でも
学校では教えもらえない事をメインに
取り扱っています。
知識のみではなく価値観を見直す事のできる
情報を提供したいと考えています。

外部リンク

応援していただけると幸いです。

PVアクセスランキング にほんブログ村

あむぶろ 学校では教えてくれない事 - にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

にほんブログ村 投資ブログへ