ファイナンシャルリテラシーは金融を理解し、活用する事を意味します。
生活に欠かせないファイナンシャルリテラシーですが、日本の学校教育では学ぶ機会は少ないですが、金融の情報は変化が激しいため、人・本・インターネットなどを通じて自ら率先して情報を集める必要があますが、多くの人がこれを怠ってしまいます。
しかし、海外では子供の頃から教育を受ける事が多いため、海外と比べてリテラシーが低い傾向があります。
海外とは環境、教育、税制、金融商品の違いなどがあるため、それが悪い事だとは一概に言えませんが、知識が少ないのは事実です。
また、金融や会計などのお金に直接関わる仕事をしている人は知識も経験も豊富になっていくため、格差が開いてしまいます。
ファイナンシャルリテラシーの差は貧富の差に比例しやすいです。
そのため、ファイナンシャルリテラシーを高めるためには自ら進んで知識を身に着ける事が大切となります。
お金の基本
お金は使えば減ってしまいますし、稼げば増えます。
そのため
- 「収入>支出」
資産をつくる事ができます。 - 「収入≒支出」
生活を送るので精一杯となってしまいます。 - 「収入<支出」
負債が膨らんでしまいます。
これらのいずれかに該当するはずです。
そして、現状を変えるためには「収入を増やす」「支出を減らす」の二点を改善する必要があります。
- 収入を増やす
収入を増やすためには、世間的に需要がある能力の中で、自身の適正が高い能力を伸ばし、それらを最大限に発揮できる環境に身を置く事が望ましいです。
- 支出を減らす
支出が多い人には傾向があり、「最新」「見栄」「安心」「新品」などの精神的欲求を満たすためにお金を使いやすいです。
また、重要度の低い物を購入して浪費する傾向が強い人も多いです。
まとめ
日本では政府が設けた多くの制度があり、申請すればもらえるのに申請していない人が多いです。
ファイナンシャルリテラシーの差はこのようなところで出やすいです。
例えば申請して42万円貰える(出産育児祝い金)のに、もらわなかったら損ですよね?
他にも運用、貯蓄、借入、節税などのお金に対する知識はたくさんありますが、その多くは必要になった時に調べる程度で、自ら進んで学習する人は少ないです。
しかし、ファイナンシャルリテラシーが低いと損をすることが多く、最悪詐欺にあう事もあります。
例えば、収入を増やすために副業などのWワークや、不動産や株式などを考える人も多いと思います。
しかし、不動産や株式などを学ぶ際に受講しても全く成果に結びつかないようなセミナーなどもあり、収益を増やそうとしたのに、お金を失ってお終いという事もあります。
そのため、日々の暮らしを善し明確なパーソナルファイナンスを意識する事は優先順位の上位にきます。
お金には生き金(いきがね)、死に金(しにがね)があり、生き金を使う事が重要です。
生き金は自分に幸せを呼ぶお金の使い方です、その反対に死に金は使うだけ自らを追い込んでしまいます。
このようなお金の使い方の差はマネースクリプトによる影響が大きいです。
特に金銭忌避や金銭ステータスの意識が強い人は消費者金融やリボ払いを使い、多額の金利を払い、気づくと多重債務に陥り自己破産してしまう可能性が高いので注意が必要です。
このようにならないために心理会計(メンタルアウカウンティング)ではなく正確な収支を把握し、生活防衛資金を蓄え可処分所得の一部を貯金とすることが大切です。
資本主義では個人信用情報に傷が付き金融事故の扱いを受けてしまうと、本来受けられるサービスを受ける事が難しくなってしまいます。
備考
ファイナンシャルリテラシーは金融リテラシーやマネーリテラシーとも呼ばれます。
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