金銭崇拝とは
概要
金銭崇拝は「お金が善である」と考える傾向が強い人です。
マネースクリプト(お金に対する価値観や思想などの分類方法)で金銭崇拝の意識が高い人は「お金は問題の多くを解決してくれる」「お金は善である」と考える傾向があり金銭忌避(お金を稼ぐ事は醜く、清貧によって幸せになれるという思想)とはほぼ対局の考え方をしています。
そのためお金は善で「自由や幸せを与えてくれる」と信じている事から「お金を大切にする」人が多いです。
お金を大切にすると言っても貯金するだけではなく、金銭的な投資(有価証券などの金銭的な投資に限らず自己投資や他者への投資なども含む)や自己投資(勉強で使う教材や、様々な経験をするために資金を投じる事)などの生き金(いきがね)として使う事が好きな人も多いです。
このため、金銭に対してのイメージを具体的に持っていて稼ぐ能力が高い(収入が多い)傾向があります。
金銭崇拝の注意点
金銭崇拝意識が高い事は良い事とは一概にはいえません。
金銭崇拝意識が強い過ぎる人はお金に頼りすぎる傾向があるので注意が必要です。
基本的にお金があればたいていの事は問題なく解決できますがお金は万能の道具ではりません。
お金は使えば減っていきますし、収入よりも支出が多ければ無くなってしまいます。
資産が無くなるだけならば貯金していた過去の自分に感謝をすれば済みますが、そこからさらに借金をしてしまう人もいます。
借金は未来の自分から選択肢を奪っていくため、希望を叶えてくれるはずのお金が希望を奪っていきます。
具体的には
なにか困った時は問題を解決するためにすぐにお金で解決しようとする人は注意が必要です。
なんでもお金で解決できるほどの資金がある人は極稀なため、そのうち資産がなくなってしまいます。
まとめ
金銭崇拝意識の傾向がある人は「お金は自由や幸せをもたらしてくれる」という価値観を持っています。
基本的にはお金を大切にする意識が高いためギャンブルなどをする人は少ない傾向があります。
※お金を大切にする人の多くは人や物も大切にする傾向があります。
また、金銭ステータス(「お金を持っている人は価値がある人」という思想)と同様で高所得者に多い傾向があります。
そして、金銭崇拝意識が高い人の多くは自由や幸せを得るためにはお金だけでは足りない事も理解している人が多いです。
そのため「貯金は何かあった時の保険」程度に考えていて普段の日常生活に支障をきたすほど貧困に悩む事は少ない傾向があります。
基本的にストレスが少ない生活を好み「お金のためだから」と忙しなく仕事をするという事も少ないです。
しかし、お金を大切にし過ぎてストレスがかかる事もあるので適度な距離感が大切です。