買い物依存症は購買意欲が過剰になり自分で衝動を抑えられずに買い物に依存してしまう状態です。
買い物は日常的に行われる必要不可欠な行動のため、誰しもなる可能性があるためきっかけを回避する事は難しいです。
特に近年はインターネットの発展に伴い、スマートフォンでお買い物ができるようになりました。
そのため、自宅に居ながら買い物ができる便利な環境となりました。
その反面、ストレスを買い物で発散する購買欲求が制御できない人は散財する可能性が非常に高い環境となっています。
買い物依存症の特徴
買い物依存症は買い物をするという行為に依存しているため、必要性が少ないものも購入してしまいます。
その結果、購入したものを一度も開封しない事もあります。
また、近年広まっているクレジットカード支払いは現金支払いと異なり、資産が減っているという感覚が少ない傾向があるため注意が必要です。
特にクレジットカードで支払いを行っている人の多くは生活費が払えなくなるとリボ払いのような敷居が低い借入をしてしまい、それでも足りなくなると消費者金融の融資を受けたり、中には多重債務に陥る人もいます。
このように買い物依存症が重症化すると、自分の収入額を超えた買い物をするようになります。
中でも特に危険なのはハイブランド商品のような高額な買い物を繰り返す事です。
安価なものと高価なものでは、買い物依存症になってから減少するお金の速度が大きく異なり、短期間で借金の借入額が大きくなり多重債務に陥る人もいます。
浪費家と買い物依存症の違い
買い物は必要な物を必要な分だけ購入するのが本来の目的です。
浪費家
浪費家は欲しいものがあるとすぐに購入してしまい、無駄な出費が増えます。
このような人の多くはその価値を正しく認識できていない事が多いです。
例えばスマートフォンを短期間で新しいものに変えている人の多くはその機能をすべて使いこなす事はありません。
使わない新機能のためにその費用を払っていると考えると浪費なのが分かりやすいと思います。
買い物依存症
買い物依存症は買い物を行う事が目的となるのが特徴です。
そのため欲しいものというよりも、新商品がでたら買わないといけないというような一種の錯覚を持っている事もあります。
その結果、必要でないものでも購入してしまい、購入してから使わない物も多いです。
買い物依存症になりやすい人の特徴
買い物依存症のなりやすい人には特徴があります。
- 真面目
- 責任感の強い
- 節約意識が高い
- 自分に自信がない
- 虚栄心が強い人
- ストレスが溜まりやすい環境
- 電子決済(クレジットカードやスマフォ決済など)を行っている人
- ネットショップを良く使う人
このような人が買い物依存症に陥りやすい傾向があります。
まとめ
買い物は日常生活で必要な行動のため、買い物に対する依存症は誰でもなる可能性があります。
特に買い物依存症になりやすいのは金銭ステータス(マネーステータス)傾向がある人です。
金銭ステータス意識が高い人は高額な装飾品を求める傾向が高いため、可処分所得を超えた支出を行う事も珍しくないです。
買い物依存症のリスクは高く、リボルビング払い(リボ払い)や消費者金融(サラ金)から借り入れをして多重債務に陥ってしまう人もいます。
多重債務に陥るとその金利(利息/利子)も多額になり、金融事故を起こしてしまう人も珍しくないです。
また、借金の仕方も人によって異なり、親族や友人から借入を行う人もいます。
このような場合は、自己破産などによって法的な返済義務から解放されても、お金以外の問題も抱えているため、解決するまでには相当な時間と労力が必要になります。