ラテマネーとは
概要
ラテマネーは普段から何気なくつかっている出費を意味する言葉です。
ラテマネーはその性質から日常的な小さな出費が多く「ちょっとお茶を」という出費が代表的であるため、ラテマネーと呼ばれます。
ラテマネーの性質上一回当たりの支出は少額ですが頻度が多いため、深く考えずにお金を使いやすい傾向があります。
しかし、その小さな積み重ねは次第に大きな出費となります。
そのため、贅沢をしていないのにお金がたまらないという状況になってしまいます。
例えば
年収300万円でも貯金がある人がいる反面、年収1,000万円でも貯金がない人もいます。
このような差は支出をしっかり管理できているのかの影響が大きいと考えられます。
特に現金以外の支払い方法(クレジット決済など)での支払いが多い場合は心理的に出費が増加しやすい傾向があります。
近年はネットショッピングが増えた事によって、インターネットでのちょっとしたお買い物も積み重なって大きな出費となる事も多いです。
そのため、少額でも意識して使うことが大切です。
ラテマネーの具体例
会社員で多いラテマネーは、出勤前にコンビニで飲み物を買ったり、お昼にデザートを買ったり、休憩で吸うタバコの購入代などが当てはまります。
具体的な金額を見てみます。
朝の飲み物 150円/日=39,600円/年
150×22日=3,300円
3,300円×12カ月=39,600円
タバコ 540円/日=194,400円/年
540円×30日=16,200円
16,200円×12カ月=194,400円
お昼のデザート 300円/日=79,200円/年
300円×22日=6,600円
6,600円×12カ月=79,200円
このように年間で考えるとそれなりにまとまった金額となります。
特に煙草のように毎日消費するものは大きな出費となります。
他にも銀行の引き出し手数料や、急な雨の際に購入するビニール傘など、ラテマネーの種類は様々で、これらの小さな出費をまとめると大きな出費になります。
まとめ
ラテマネーのような日々の小さな支出を管理する事は難しいです。
そのため、意識せずに使っているお金を管理するために家計簿をつける事は大切です。
まず最初に、可処分所得がいくらで生活防衛資金がいくら必要なのかをしっかりと見極める事が大切です。
中にはアフォーダンス(環境的な要因)によって使っているお金を見直す(帰り道にあるコンビニに寄ってしまう事が多い人は帰宅ルートを変えるなど)だけでも大きな違いがでる人もいます。
家計簿をつけるようになれば、ラテマネーだけではなく固定費やその他の変動費も自然と意識ができるようになり、心理会計(メンタルアカウンティング)によった出費に対する認識を見直す事もできるためお勧めです。
つまり、家計簿をつけることで「なににいくら使っているのか?」「それは必要な出費なのか?」「それだけの価値があるのか?」などを意識するようになります。
そして、買った後にまとめる家計簿から、少額でも買う前にその使い道について考えるように繰り返し、習慣として身に着ける事ができる人は時間経過と共に確実に富裕層へと近づいていきます。
このような事から「お金は稼ぐことよりも使う事の方が難しい」と考えている人もいます。
このような考えを持つのは富裕層に多いです。
お金の使い道について真剣に考えられない人は、所得を増やしても富裕層へなる事は難しいです。
具体的には
所得が増えてもそれ以上に支出が増えてしまう人や、中には所得が多くても借金をしてしまう人
また、宝くじが当たったのに不幸になってしまう人(宝くじの高額当選者の多くはその後に借金を背負ってしまいます)
このような人はたくさんいます。
不幸にならないように、しっかりとしたファイナンシャルリテラシー(金融リテラシー/マネーリテラシー)を身に着けてください。
正しい知識を学び、実践する事ができれば会社員でも隠れリッチ(隠れ金持ち)のように大きな資産を形成する事ができます。
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