イースタリンのパラドックス(イースタリンの逆説や幸福のパラドックスなどとも呼ばれています)は「所得が増加すれば幸福度が上がる」が「所得が増加すると幸福度が下がる」パラドックスです。
幸せになりたいと思って本やインターネットで調べると生活習慣の見直し・気の持ち方・外見やパートナーなどについて書かれています。
それでは改善しないと思って現状を変えるためにお金・健康・人間関係・目的意識などについて調べると多くのアドバイスが見つかります。
イースタリンのパラドックスはその中の一つである「お金があればもっと幸せになれる」という事の真偽について考えられたパラドックスです。
お金があれば幸せは嘘?
多くの人はお金がもっと欲しいと思ったことがあると思いますし進行形で思っている人も多いと思います。
お金が欲しい理由は「貧困から抜け出したい」「生活を豊かにしたい」「贅沢がしたい」などそれぞれのステージや環境に応じて求めるものも異なるため様々な理由があると思います。
そのため「所得が上がれば幸せになる」「経済が成長すれば幸せになる」などと思う人も多いと思います。
しかし、実際に一人あたりの所得が増えれば幸せになるのかというと概ね正しいが正解ではありません。
収入が増える事で幸福度が上がるのは生活するために必要な収入が不十分な人で「貧困から抜け出したい」と考えている人達です。
このような人たちは絶対的貧困(※)に該当していて衣食住が満足にできないため日々多くのストレスを抱えています。
※餓死しない程度のギリギリの生活を送っている人やホームレスなどが代表的です。
このストレスは収入が増える事で生活が豊かになり、生きるのに安心感が生まれるため幸福度があがります。
しかし、収入が一定の水準まで増加すると下の図のように幸福度が伸び悩んでしまいます。
収入が上がると絶対的貧困から抜け出して相対的貧困になります。
※相対的貧困の状態は周囲と生活水準を比較した時に不幸だと感じてしまう状態です。絶対的貧困と相対的貧困の違いはこちら→貧困(絶対的貧困と相対的貧困)
相対的貧困の場合は生活に不便を感じる事はありますが絶対的貧困よりも生活は満たされているため、同じだけ収入が上がっても絶対的貧困よりも同じだけ幸福度が上がる事は基本的にありません。
例えば
A、B、Cさんがいて5万円貰えるとします。
- Aさん(絶対的貧困)
衣食住に困っているので収入が増えれば多くの欲求(お腹いっぱいご飯を食べられるなど)を満たす事ができます。
→とても幸せ - Bさん(相対的貧困)
生活には困っていないので収入が増えると趣味や嗜好品などの普段手の届かないものが手に入ります。
→嬉しい - Cさん(富裕層)
日常的にある程度の物は容易に購入できるので、5万円で欲しいものはすでに持っています。
→少なくて不満
このように、お金があれば死なないですむAさんのような人はお金を得る事で幸福度が大きく向上(いつ死ぬかもわからないという恐怖から解放されます)します。
しかし、B・Cさんのように生活が満たされていくと収入の変動によって生きるか死ぬかという問題がなくなるためAさんとはお金の使用目的が大きく異なります。
そのため、幸福度の上昇は徐々に緩やかになっていき年収800万円程度で横ばい傾向が強くなると言われています。
※アメリカの心理学者で2010年にノーベル賞を受賞したダニエル・カーネマンは幸福度が最も高い年収は75,000ドル(約800万円)であるという研究を発表しました。
※幸福度が横ばいになるのはアメリカの試算で年収800万円程度となっていますが物価・平均年収・地域などの違いによって生活費に差があるものの、概ね日本の方が少なくなると思います。
収入が増加した人の中には下の図のように収入が増えたのに幸福度は下がってしまう人もいます。
そのため、収入が上昇していくと次第に幸福度と収入についての相関関係は見られなくなってしまう事が研究によってわかっています。
お金と幸福度についての具体例
基本的には収入が増えれば幸福度は上昇しますが収入が少なくても幸せに暮らしている人は世の中にたくさんいます。
ここで重要になるのが「収入が増えても幸福度が伸び悩んでしまう人」と「収入が少なくても幸せな人」との差です。
例えば
小学生はお小遣いも少額で数百円しか所持してない場合も多いため駄菓子やちょっとした玩具を買って一喜一憂しています。
日本の子供は愛されて健やかに成長する事が保証されているため命の危機になるような事は基本的にはありませんし、あってはいけません。
児童福祉法
第一章 総則
第一条
全ての児童は、児童の権利に関する条約と精神にのっとり、適切に教育されること、その生活を保証されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られることその他の福祉を等しく補償される権利を有する。
ところが、大人になるにつれて収入が増えていくと金銭感覚が変わっていきます。
幼い頃に感情が大きく動いたものでも簡単に手に入るようになると幸福度があがりにくくなってしまう人が多いです。
このような人は収入が増えても幸福度が伸び悩んでしまいやすいです。
しかし、収入が増えても幸福度が高い人はたくさんいます。
例えば
- 家族や仲間と良好な関係を保っていて共通の話題や活動がありコミュニケーションが盛んで充実した生活を送っている人
※孤独によって受けるストレスは非常に強いため良好な人間関係はストレスを緩和します。 - 好きな事に没頭していている人
自分のやりたいことをやっている時は幸福感を感じる人は多いです。
※特に頭のいい人は周囲との能力の差が大きいため周囲から理解されない事が多く、会話が成立しなかったり成立させる事に苦労する(大きなストレスを受けやすい)ため一人を好む傾向があります。
このように幸せの種類は多様ですが「人といる事で幸せを感じる」ことと「好きな事に没頭している事で幸せを感じられる」は真逆であるように思えます。
しかし、両社とも周囲と比較しないという共通点があります。
日本は平和な国で絶対的貧困に陥っている人は少ないですが相対的貧困(周囲と比べて貧しい状態)の人は比較的多いです。
具体例をあげると、平均年収1000万円の環境ならば年収800万円のAさんは相対的貧困になってしまいます。
※Aさんは平均年収以上に収入があるので貧しいわけではりません。
しかし、年収を基準として周囲と比較してしまうと貧しいので幸福度は低下してしまいます。
Aさんは優秀で努力して年収800万円から年収1200万円まであげる事に成功しました。
しかし、周囲の変化や比較対象が変化する事で周囲にいる人は年収1500万円の人になってしまい、その人たちと比べてしまうと貧しいままのように錯覚してしまいます。
つまり、年収がいくら上がっても比較対象は常に上のステージの人になってしまい幸福度が上がりませんし、その過程で散々努力しているのに報われないという錯覚に陥ってしまい幸福度が低下してしまう人もいます。
そのため「足るを知る者は富む」ということわざ(老子の説いた道徳教の一説からきました)もあるほどです。
※ここでいう富むというのは金銭的にではなく、精神的に豊かになる事です。
幸福度と欲求について
幸福度を上げるためにはお金だけでは解決しません。
その主な原因はお金という物質的な豊かさよりも、感情的な豊かさがなければ幸福度は伸びないためです。
マズローの欲求5段階説(人間の欲求を5段階にわけた考え)によると欲求は5つに分けられていて、上の欲求(自己実現欲求)を満たすためには下の欲求(生理的欲求)から満たしていく必要があるという行動心理学の考えがあります。
- 自己実現欲求
自分の能力・可能性・探求心を満たしたいという創造や成長に関する欲求
※この欲求は他の欲求と本質が異なっています。 - 承認欲求
他者から認められたい・愛されたいという欲求
※他者から必要とされたいと思う欲求で、出世や恋人を強く求める場合はこの欲求が強くなっている状態です。 - 社会的欲求
友人や家族などから受け入れられたいという欲求
※集団への帰属意識が代表される欲求で、この欲求が不足していると孤立感が強くなり鬱状態を招きやすくなります。 - 安全欲求
病気や事故によって生命の危機に陥らない安全な環境を求める欲求
※大人が無意識で制御している欲求、子供は顕著にみられる事が多いです。 - 生理的欲求
「食べる」「寝る」などの生命を維持するために必要不可欠な欲求
※多くの動物はこの欲求を満たすために活動しています。
具体的には、生理的欲求が満たされると、次に安全欲求を満たそうとするようになるという事です。
そして、収入が増える事で満たされる欲求は安全欲求までです。
そこから先の社会的欲求を満たせない人は収入が増えても幸福度は伸び悩んでしまいます。
メディアに出ているお金持ちの人は既に生活に困らない十分な資産を持っていますが、承認欲求や自己実現欲求を満たすために出ている人も多いと思います。
不幸にならないために
幸福になりたいと思う人は多いと思いますが、幸福になる具体的な方法は状況に応じて異なるため対策は多種多様で難しいです。
そのため、幸福になるために有効な方法としては不幸になる事を避けるのが有効だと考えられます。
不幸になる事の例としては
- 絶対的貧困
- 不健康
- 不誠実
- 孤独
- ネガティブ
- 過度なストレス
このような事があげられます。
収入が増えて改善されるのは絶対的貧困しかありません。
そして、健康的な食生活や誠実であるように気を付けていれば、多くの場合は孤独になる可能性は低く抑えられます。
ここまでは改善策もわかりやすいく自分の力で変化させる事ができると思いますが、ネガティブな性格は人間が厳しい自然環境で生存するために必要だった能力であるため、遺伝子には危険な事を避けるために敏感に察知する性質が脈絡と継承されてしまっています。
また、人は共同生活を行う事で繁栄してきたので、周囲の人を観察して自分の立場や状況を分析する傾向が強いので無意識のうちに他者と比べ、自分が劣っていると劣等感を抱きストレスが増加してしまいます。
そのため「貧しい国では周囲も貧しいため幸福度は高い」のに「富める国では周囲も豊なので幸福度は低い」という矛盾も生まれてしまいます。
※ダニング=クルーガー効果をイメージしてもらえばわかりやすいと思います。
そして、この周囲の環境を変える事は様々な心理的な壁(一貫性の法則(一貫性の原理)・現状維持バイアス・新奇恐怖症(ネオフォビア)など)があるため、改善する事は難しいです。
しかし、周囲と比較してどのような点に着目するかに気を付ける(「自分が恵まれている事に着目する」か「自分の不遇な事に着目する」かなど)事で幸福度は変化します。
アドラー心理学でも言われるように、他者からの評価は自分に裁量権が無いにも関わらず、自分の力だけでは最終判断を下せない他者からの評価を中心に考えてしまう人は多いです。
つまり、不幸になる人の多くは「自らの力でどうにもならない事に力を注ぎ」「他者と比べて恵まれていない点に注目する」傾向が強いです。
具体的には、生活するために必須なお金は数字として表れるので比較しやすいため強いこだわりを見せる人が多いです。
例えば
学友や同期が自分よりも収入が多いと不幸だと感じてしまいます。
そこから抜け出すために上司から気に入られようと必死に努力しますが、その上司と相性が良くなければいくら努力しても評価は上がらず収入もあがりません。
それでも周囲と比べて自分の努力が足りないと思って頑張ってしまい心身共に疲弊してしまう人がいます。
努力する事は有意義ですがその方向性や環境はとても大切で、同じだけ努力すればもっと良い評価を得て輝ける環境もあったはずです。
つまり、正しい評価をしてくれる環境に身を置くことは重要です。
無理をして自分に合わない環境にいても評価は上がらないのに年齢は上がっていきます。
そのままの状態で仕事を続けて定年が近くなっても貯金は十分だとはいえず、仕事を続けないと生活ができない状態の人もいます。
退職しても年金だけで生活するには準備が必要ですし、現役の時よりも収入が減少する傾向が強いため生活水準を下げる必要がある人も多いです。
そのため、将来に向けて「なにをした方が良いのか」「実際になにをするのか」は重要になっていきます。
まとめ
基本的に収入が増えれば生活が豊かになりますが、それによって幸福度が上がるのは安全欲求を満たすまでです。
例えば
大好物を好きなだけ食べても良いとしても、それによって満たされるの最初だけです。
次第にお腹がいっぱいになっていき最後はいらないと思うはずです。
これはお金も同様で、収入が増えて生活が安定すると次第に実用性が無いの物や資産価値がないものにお金を使うようになります。
最初は誰しも手探りで欲求を満たそうとするので遠回りしてしまうのは仕方がありません。
そのうち、本人が大切にしたいと思える事に出会うはずです。
しかし、そこで家族・友人・結婚などの有意義だと思える非地位財に注力できれば良いのですが、地位財(お金、物、社会的地位などが代表される価格などの明確な序列が定まっているもの)を求める方向性へと進んでしまうと失敗をしてしまう事もあります。
具体的には
ハイブランド商品にハマってしまう人は承認欲求の方向性を間違えてしまった例になります。
このような人の多くは金銭ステータス(マネーステータス)意識(お金を持っている人が価値があると思い込んでいる)が強い人で、最悪の場合買い物依存症になってしまい破産してしまう人もいます。
ハイブランド商品は価格が高いため、持っているだけで自分の価値が高くなったと錯覚してしまう人が多く承認欲求を刺激する効果があると考えられています。
実際にハイブランド商品にハマってしまい借金をしてでも購入してしまう人も多いです。
※超富裕層のような人たちは当たり前にあるものなのでハマるという表現は正しくないと思います。
※自分の持ってるものを自慢する傾向がある人は金銭ステータス(マネーステータス)意識が高く買い物依存症のリスクが高いので気を付けてください。
そもそも、十分な資産を持っている人が一般社会に溶け込むのに、お金を持っているとアピールする事はデメリットの方が多い(犯罪のターゲットにされてしまう可能性など)のでお金持ちアピールをしている人の多くはそのデメリットを経験した事のない人である可能性が高いです。
※メディアに出る人や社長などの役職がある人は資産ががある事をアピールする必要があります。
そのため、一般社会に溶け込んでいる隠れリッチ(隠れ金持ち)のような人も意外と多く、このような人はお金を多く持っているだけでは幸せになれない事(資産家でも人生に満足できない人も多いです)を知っているのだと思います。
具体的には
順風満帆に思えた芸能人が自殺してしまうニュースも世間を騒がせています。
このような人は衣食住に困窮しているのが自殺の原因ではありません。
収入や知名度が十分にあっても生きるのが辛くて自殺をしてしまうという結果をみてしまうと公園にいるホームレスの方が幸福度は高いのかもしれません。
日本では幸いな事に絶対的貧困が少ない環境なのでホームレスのように衣食住に不自由している人は極わずかです。
基本的にはホームレスの様に衣食住に苦労する人の場合、収入が上がれば幸福度は向上すると考えられますが、一般的な生活をしている人が幸福度を上げたいならば収入以外の面でも豊かにならなければ収入が上がり続けても幸せにはなれません。
※お金持ちがみんな不幸なわけではありません。
例えば、孤独で高齢な資産家を見て幸せだと思う人は少ないと思います。
反対に、子供が親と一緒に公園で遊んでいるのを幸せに思う人は多いと思います。
それぞれの環境が大きく異なりますが、お金が多くても幸せとは限りません。
実際に宝くじで当選した人の7~8割はその後に破産してしまっています。
また、これは頭の良さも同様で、ギフテッドのように高い知能があっても周囲が同程度の論理的思考(ロジカルシンキング)ができなければ理解すらされず、不合理な世間とのギャップに悩まされて孤独になってしまう事も多いです。
また、HSP(エイチエスピー/ハイリー・センシティブ・パーソン)のような人は周囲の様子を敏感に感じてしまうので嫌な事でも多く気づいてしまうので辛い思いをしている人も多いようです。
極端な例えにはなってしまいますが、騙されてるうちは幸せですがそれに気づいてしまうと幸福度は一気に下がってしまいます。
自分が賢いと思っていたのに、バカな振りをしてる人に本当は踊らされていたと知ったら自分の愚かさを呪いたくなってしまいます。
つまり、見える世界が違うと見えすぎて不幸になる事もあります。
幼少期にIQ(アイキュー)が高い場合はこの傾向が強く、人生経験値が圧倒的に少ないため周囲との差に悩んで浮きこぼれ(吹きこぼれ)になってしまう人もいます。
過ぎたるは及ばざるが如しとも言われるので、バランスは重要なのかもしれません。
余談
私は若い頃に幸せになりたくて多くの本を読みました。
その中には気の持ち方や小手先のテクニックなどをはじめとした多くの方法が紹介されていました。
私が多くの本の中から学んだのは「感謝」を「伝える」事の大切さです。
みなさんも「ありがとう」と声に出して伝えるようにしてみてください。
このように書かれているだけならば、胡散臭い本に出てきそうな内容であるため私は信用できなかったと思います。
通常は半信半疑にしか思わないような内容でも感謝を伝えたほうが良いと思った理由として「実験によると感謝を伝える事は缶コーヒーを上げたのと同様の好感を与える」という内容が記憶に残っています。
そして、年を追うごとに感謝を伝える事の重要性の裏付けを学んできています。
感謝を伝えると脳の報酬系(快楽をつかさどる)が刺激されドーパミン(快楽や多幸感を与える物質)が分泌されます。
そして、ドーパミンは人を助けるたり、話をする時も刺激される事がわかっています。
そのため、人に話を聞いてもらうと(特に自分の好きな話)幸せな気持ちになります。
そして、話の良い所で話を止めて欲しいと言われると、多少のお金を積まれてもお金よりも話を続ける事を選ぶ人の方が多いという研究結果もあります。
また、些細な事でも感謝を伝える事で単純接触効果(ザイアンス効果)や返報性の原理(返報性の法則)によって友好的な関係を保ちやすくなると考えられます。
このような理論も大切ですが、実際に私たちが直感的に思うのは「喉が渇いたらあの人のところへ行けば缶コーヒーを貰えるし、会いに行こうかな」とかその程度の気持ちで動いている事も多いです。
これは「笑う門には福が来る」と近い原理だと思います。
反対に、いつも怒ってばかりの人のところへ行きたいと思う人は少ないと思いますし、怒られても幸福度はなかなか上がらないと思います。
そのため、相手に気持ちを伝えるためにも感謝を言葉にする事は重要です。
言葉にしても十分に伝わらないのに思うだけで伝わるとは到底思えません。
しかし、実際に感謝を伝える事は難しいと思います。
まずは、なにかをしてもらって「すいません」というのを「ありがとう」に直すところから始めるがお勧めです。
具体的には、道を譲ってくれたり、物を取ってくれた時に感謝を伝えるのは意外とできていない人が少ないと思います。
備考
1974年に経済学者のリチャード・イースタリンが発表し、イースタリンのパラドックスやイースタリンの逆説、幸福のパラドックスなどと呼ばれています。
限界効用逓減の法則を発展させて考えられたのがイースタリンのパラドックスです。
※限界効用逓減の法則(げんかいこうようていげんのほう)は効用逓減の法則、ゴッセンの第一法則とも呼ばれ、一定期間に消費される財の数量が多くなると得られる財のありがたみが減るという考えです。
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