金銭ステータス(マネーステータス)とは
概要
金銭ステータスは「お金を持っている人は価値がある人」という考え方です。
マネースクリプト(お金に対する認識や意識)で金銭ステータス(マネーステータス)意識が高い人は「保有資産は人の価値を示している」「お金を持っていれば地位が高く、お金を持っていなければ地位が低い」という思考が強く「人間の価値はお金を持っているかで決まる」と信じている傾向が強いです。
そのため、マネーステータス意識の高い一部の人は「お金をどれだけ稼いだかがその人の価値になる」と信じて一心不乱にお金を稼ぐタイプもいます。
このような背景から、金銭ステータス意識の高い人は比較的お金を稼ぐ能力が高い人が多い傾向があるため、会社員に留まらずに起業や投資を行うなど多種多様な方法で収益を上げる手段を持っている人も多いです。
金銭ステータスの注意点
金銭ステータス意識が高い事は一概「良い事」と断言する事できません。
これは金銭ステータス意識が高い人は偏った考えを持つ人が多い傾向があるためです。
例えば
「貧乏な人は怠けているからお金がない」という意識がある人も多いです。
この考えが歪んでしまうと「保有資産が多い事を周囲に広めて周知させなければ自分の価値も周知されない」と誤解してしまう人もいます。
このような考えが強くなりすぎると自己顕示欲が強く出てしまって「全身をハイブランド製品で着飾る」という行動をする人もいます。
収入に見合った支出でやりくりしていれば問題はないのですが、高価な物を求める傾向が強くなりすぎると「見栄を張るために分不相応な支出を繰り返す」ようになる人もいるので注意が必要です。
※購買意欲が過剰で衝動を抑えらない買い物依存症になってしまう人もいます。
また「投資で失敗」などの原因から自分のお金を稼ぐ能力に疑問を持ってしまうと、自分の価値も低いという認識が生まれる可能性が高いです。
このような場合は低資産・ギャンブル依存症・現実逃避などのリスクが高くなるので注意が必要です。
特に周囲へは借金などの負債を隠す傾向が強いので、周囲の人が気がついた時には「多重債務で自己破産せざるをえない状況だった」という事もあります。
そのため、親族に金銭ステータス意識が過剰に高い人がいる場合は良く観察して手遅れになる前に対策を練るのが望ましいです。
まとめ
金銭ステータス意識の根幹は「お金あれば偉い、お金がなければ偉くない」という意識を持つ傾向が強いです。
これは資本主義を前提と考えれば大きく外れた考えではありません。
しかし、金銭ステータス意識が強く出過ぎると悪事に手をだしてでもお金を稼ぐ人もいますし、自己顕示欲のためお金を費やし借金をする人も多いです。
このように金銭ステータス意識が強すぎると生き金と死に金の判断を誤ってしまう人が多いです。
近年はクレジットカードによるリボ払いやローンなどの信用をお金に変える割賦販売を用いた取引が増加しているため、金融事故を起こす人も増加しています。
※特にリボルビング払い(リボ払い)は借金をしている意識が軽いため気がつくと大きな負債を背負っている事もあります。
お金は生活に欠かせませんが、それが全てではない事は忘れてはいけません。