発達性読字障害(DRD/ディスレクシア) | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

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発達性読字障害(DRD/ディスレクシア)

投稿日:2020年4月29日 更新日:

発達性読字障害(DRD)は文字を読む事が困難な症状です。

DRD(Developmental reading disorder)は脳の使い方の違いによって先天的に文字を読む事が困難な症状(文字を認識・記憶・関連付けなど)が発生していると考えられています。

発達障害の一種とされていますが、文字を読む事以外は周囲と差がなく、知的レベルが周囲よりも低いわけではないため、幼少期に発見する事が難しいです。

しかし、学校の授業などで文字を読めない事は学習において大きなハンディとなり、学習成績で周囲との差がでる事が多いです。

DRDは学習障害の中でも症状の発生率が高く、日本に限らず多くの国で確認されています。

症状

  • 文字を読めな状態はゲシュタルト崩壊が常に起きている状態
    同じ文字を長時間眺めたり、同じ文字で埋められた紙を眺めていると次第にそれが文字として認識できなくなる状態を想像していただければわかりやすいです。
  • 同じ意味だと関連付けて認識する事が苦手な状態
    「饂飩」と記載されていて食べ物の「うどん」とすぐに理解できる方は少ないと思います、これがすべての文字で起こっている感覚を考えていただけばわかりやすいと思います。
  • 文字を記憶する事が困難な状態
    先程の「饂飩」という字を数週間後に覚えて記載する事を想像していただければわかりやすいと思います。
    これが簡単な文字でも短期間で記憶が薄れてしまいます。
  • 文字を正しい角度でしか認識できない
    鏡に映る文字や、上下が違う状態で文字を読む事が困難な状態です。

日本ではDRDに対する認識が低く、社会的な実態調査や把握が行われていません。

DRDは使用される文字でその発生率が異なるとされていたり、男性の方が多いという報告や、男女同程度という報告、2割の人がDRDであるとする報告もあります。

DRDは遺伝的要素が強いとされ、DRDの親を持つ子供がDRDになる割合は23~65%と考えられています。

概ね人口の3~7%がこの障害の発生率ですが、実際に学習が困難となっているのは20%程度とされています。
つまり、0.6~2.1%の人が学習を行う上で大きなハンディを抱えている状態とされています。

具体例

DRDの症状は学習のさいに大きなハンディとなります。

脳が文字を記憶する時に絵として記憶すると考えていただけるとわかりやすいと思います。
絵を一度見て記憶し描く際に、みんなが同一の絵になる事は難しいです。
これは各々が特徴的だと思う場所が異なるためです。

例えば太陽を描く場合、日章旗のような丸だけの方もいますし、その周りに光をイメージした線を描くかたもいます。
同じ絵でも受け手の印象は異なります。
そして、時間を空けて同一の人が太陽を描くと、その時の感情によって絵が異なる事もあります。

このように認識する特徴が異なってしまうと「犬」という文字を見て思い出す際に「大」に点がついている「太」と誤認してしまいます。

まとめ

学校の授業で音読が遅い、文字や行を飛ばしてしまう、読み間違いが多いなどの症状がみられる児童はこの症状の可能性があります。

同級生からは勉強ができないと思われ、教師からは努力が足りないと思われる事が多いですが、本人は勉強を怠っているわけではなく、先天的な要因として文字を認識、記憶、関連付けする事が困難なため、周囲の数倍の努力を行っているのに、学習に追いつけない生徒もいます。

このような生徒の中には努力してないと周囲から誤解される事で心を病んでしまったり、学習を放棄してしまう事があるため、周囲がその症状に気付いてあげる事は重要です。

備考

発達性読字障害は読字障害やディスレクシアのほかにディスレキシア、失読症、難読症、識字障害、特異的読字障害、読み書き障害とも呼ばれます。

発達性読字障害はドイツの眼科医、ルドルフ・ベルリンによって命名されました。

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