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発達障害

投稿日:2020年5月5日 更新日:

発達障害は先天的に脳の発達が遅い症状です。

先天的な障害のため幼少期から症状が現れるのが特徴ですが、自己判断する事が難しいです。
また、五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)のような障害から学習による遅れがでてしまう事もあります。

発達障害の中にはこのような感覚的な要因も含まれているため、学習の遅れがあってもその原因が発達障害である事を周囲の人が特定をする事が難しいです。

発達障害の症状の発見が遅れてしまうのは、感覚を他者と共有できない事が大きな要因です。
※自分の生まれ持った感覚と他者の感覚を厳密に比べる事ができないためで、箱の中のカブトムシを思い浮かべてもらえればわかりやすいです。

このような点から、幼いころから自身の不得意な点に疑問を持ちつつも、それが障害である事に気づかないまま大人になる人もいます。

そして、大人になっても発達障害に気がつかれる事無く日常的に叱られたり、コミュニケーションがうまく取れずに良好な人間関係を築けないまま生活している人もいます。

発達障害の分類

発達障害は苦手な項目ごとに分類があります。

各症状の概要

学習障害

学習障害は学校の授業などの学習に支障が出る症状です。
学習障害の方は知的に劣るわけではなく、感覚器官の問題によって学習に大きなハンディを持っている方でその症状別に分類があります。

  •  算数障害は算数の分野を苦手とし筆算や暗算などが苦手です。
  •  書字障害はノートに文字を書くなどの書く事が苦手です。
  •  読字障害は教科書を読むなどの文字を読む事が苦手です。

自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群/ASD)

コミュニケーションのような感情を理解する事が苦手です。
知能指数(IQ(アイキュー))が劣る事はないのですが、EQ(イーキュー)が通常よりも低い状態です。
ASDの方は論理的思考に秀でた方が多く、理数分野で社会的に有益な実績を上げた方も多いです。

注意欠損・多動性障害(ADHD)

他者よりも注意散漫な傾向が強い方です。
行動に統一感がない場合や、ケアレスミスが多いなどの特徴がありますが、周囲との差を感じにくいのが特徴です。
周囲からは少しミスが多い人、体を動かすのが好きな人など、一般的に社会にいる人の延長で捉えられることが多いです。

知的障害

知能検査の結果で軽度・中度・重度と分類されます。
軽度の中には先天的な知能の差がみられない方もいますが、成長の過程においてその知能の成長を抑制する要因が発生したため、同年齢程度の知識量と比較すると知識が不足している事が原因となり、知的障害に分類されている方もいます。
重度の方は社会的支援が必要とされ、寝たきりの方もいます。

まとめ

発達障害は広義の意味がある言葉ですが具体的な症状を指していると誤認している人も多いです。

発達障害は脳機能障害として分類されていますが、必ずしも知的に劣るわけではなく能力に偏りがある傾向が強いです。

また、複数の発達障害(細分化された要因)を抱えている人も多いです。

このような人の中には進路・学業不振・親子関係・病気についてなどの悩みを抱えている人も多く、特に精神疾患などの健康問題を抱える事もあるため、発達障害が自殺のリスクに与える影響も指摘されています。

また、衝動的に行動を起こしてしまう人も一定数いるため、自殺願望が比較的ないのに自殺してしまう人もいます。

このように、発達障害の人は個人差が大きいのが特徴ですが、教育環境によって後天的に個人の差が広がっている事も要因とされています。

特に12歳以下の場合原因がはっきりしないケースも多い(周囲に伝える能力が低い可能性があります)ため予防が難しいです。
※思春期以降は「死にたい」と口にしたりSOSを周囲の人が認識できる事が多く、周りも危険信号を認識できる事が多いです。

発達障害は基本的には先天的に脳の一部に異常がある事が原因と考えられていますが、その原因は特定されていません。

しかし、感染症や遺伝子異常(母体の薬物使用、飲酒、喫煙など)が原因であると推測されているためそれらの要因は避ける事が望ましいです。

発達障害の人の中には高い能力を持つサヴァン症候群の人も居ますが、特定の分野で高い能力があると周囲との差に悩まされてしまう事も多く、浮きこぼれ(吹きこぼれ)に繋がってしまうため問題視される事もあります。

また、ギフテッドのように能力が高すぎても発達障害に誤診されてしまう(周囲が能力の高さを認識できないほど優れている)事もあるので注意が必要です。

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