ラットレースは「金持ち父さん、貧乏父さん」で知られるロバート・キヨサキが 働いても働いても現状維持で終わってしまう事を表現するのに用いた言葉です。
多くの方が毎月支払いに追われ収入を得てもお金は生活費にあてています。
残ったお金も消費してしまい、資産を購入することはありません。
翌月も翌々月も繰り返し、これでは支払いから追われる生活が続いてしまいます。
これを抜け出すには現在の働いて収入を得るキャピタルゲイン から、働かなくても収入が入ってくるインカムゲインに移行し不労所得を得なければいけません。
資本主義では、資本が無い方がインカムゲインを形成する事が大変です。
ラットレースを抜け出す方法
1. 収支の管理を行います。
- 実際のお金の収支(キャッシュフロー)を確認します。
- 何にお金を使っているのか、本当に必要なのかどうか確認してください。
- 人は明確化されていないものに対しては、都合のいいように判断する傾向があるため、数字でわかるようにしなくてはいけません。
2. 資金を増やします。
- 資産(投資額<利益額)を購入するためには資金が必要です。
- 資金を作るには収入を増やすか、支出を減らすか、両方行うかです。
- 収入が増加すると生活レベルも上昇させてしまう方が多いので気を付けてください。
- 収入が増加し生活レベルを落とせたら資金にはゆとりがうまれます。
3. 資産を購入します。
- 資金ができたら、資産を購入します。
- 負債(投資額>利益額)を生むのは資産ではありません。
- 資産は資金を増やすものです。
- 資産から生まれた資金を再投資し、複利効果を狙います。
- 判別方法は生き金になるか、死に金になるかです。
4. 継続
- 1~3を継続して行い、生産性を向上させてください。
- 生産性を向上させることで、労働時間が減っていきます。
- 最終的に「生活費<資産収入」となればラットレースから抜け出せたことになります。
まとめ
ラットレースから抜け出すには自分の力で生きていかなくてはいけません。
会社員でいなくなるという事は、行動に対しての全責任を負わなければいけません。
しかし、ラットレースを抜けた先には自由な時間、自由な行動、自由な人間関係があります。
価値観は人それぞれです。
例えば、人生を80才までとした場合
1/4にあたる20年を教育機関で過ごします。
1/2にあたる40年を社会人として過ごします。
1/4にあたる20年を余生として過ごします。
ひと昔前の日本では終身雇用制が多く、定年後は不自由なく暮らせた方も多かったようです。
しかし、現状は異なります。
老後も年金額がいくらになるのかわからないなか、政府は雇用年齢の引き上げを目指しているようです。
より詳しく知りたい方は関連書籍を読んでみてください。
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