ナルシスト(自己愛性パーソナリティ障害) | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

心理学

ナルシスト(自己愛性パーソナリティ障害)

投稿日:2020年2月6日 更新日:

ナルシスト(自己愛性パーソナリティ障害)とは

概要

ナルシストは自分を愛していて陶酔している人だといわれ、自己愛性パーソナリティ障害という病気を患った人です。

ナルシストの最大の特徴は「異常に自分が大好き」な事です。
そのため、自分の能力に対して根拠のない自信を持つ傾向が強く、言葉と行動が一致しない自信過剰な姿勢に周囲は嫌気がさしてしまいます。

基本的にパーソナリティ機能が欠落しているため、コミュニケーション能力に問題が多いですし、他者への関心が薄く共感性が乏しいため自分への周囲からの評価を正しく認識できないため、個人の努力のみで改善する事はとても難しいです。

周囲から見ると自分中心的な考えが目立ってしまうため、多くの人から嫌悪感を抱かれてしまい人間関係をうまく構築できません。

特徴

ナルシストは基本的に優越の錯覚がとても強い傾向があります。
そのため、周囲へ様々な影響がでてしまいます。

具体的には

  • 他者への関心が乏しいため恥知らずな言動が多く、関心は常に自分にあるため自分の話が主になります。
  • 常に自身の優先度を一番に持っていきたいため傲慢で、他者の評価を下げる事で自身の立場を優位に保とうとします。
  • 自身が特別と錯覚しているため根拠のない自信があり、自分の能力を過大評価しているため周囲から浮きます。
  • 損をすることを嫌うため、テイカー(搾取する者)が多いです。
  • 自身と他者の距離感がわからない傾向が強く、周囲からの嫌悪感を感じない鈍感さがあります。
  • お調子者で失敗は他人のせいにします。
  • 小さい時から周囲から否定(怒られたり)される事なく育ってしまい、過剰な自己肯定感をもってしまった人もいます。

このような基本的な特性はあるもの、広義のナルシストは周囲の評価であるため必ずしも一致するものではありません。

ナルシストに多い言動

他者への関心度合いが顕著に表れるのは、話した内容の覚えているレベルです。

ナルシストは自分への関心が高い反面他者への興味が薄いため、同じ話を何度もしているのに内容を覚えていない場合はナルシストの可能性があります。

これは話の内容に興味があるのではなく、話を聞いてあげている自分に酔っている可能性が高いためです。

また、ナルシストは自分の都合がいいように(自分の利益のために)事実を捻じ曲げる(嘘をつく)傾向があります。

そして、その嘘を指摘される事がナルシストには苦痛で、自分が間違っている事を認めません、問い詰めていくと徐々に話を修正して自分の正しさを貫こうとする傾向があります。

プライドの高いナルシストにとっては「騙せなかった」「指摘された」という事実は屈辱です。

また、ナルシストは基本的に自己主張が激しく目立ちたがり屋で「自分は特別である」と思っているため、自分を誇示する話が大好きなため話が自分の主題が自分から離れると不機嫌になる人も多いです。

そのため、それに付き合わされる周囲の人間は疲弊してしまいます。

このようにナルシストは人間関係が破綻しやすい条件がいくつもあるため、過去には人間関係で破綻した経験をもつ人が多いです。

まとめ

人の欲求には承認欲求(他者から自分の価値を認められたい)というものがあり、この欲求は比較的強い欲求です。

そして、その気持ちがゆがんで表れてしまったのがナルシストです。

基本的に他人への関心は薄く、根拠なく自分は優秀で他人は愚かであると錯覚していますが、これはダニング=クルーガー効果の見本のような状態です。

しかし、他人から間違いを指摘されたり・注意・警告・否定などをされる事への防衛心・恐怖心・拒否反応が強いため、自ら成長する機会を投げ出してしまう事が多いので能力は同年代の人よりも劣っている事が多いです。

また、美容・ファッション・ハイブランドなどに強い関心があり、他人からの賞賛を浴びる事には努力する傾向があるため、買い物依存症になって消費者金融(サラ金)からお金を借りる人や、見栄のために多くのお金を使ってしまい多重債務のような返済が困難な状態となって金融事故を起こしてしまう人もいます。

しかし、一部ではありますが「負けず嫌い」「プライドが高い」事が影響して能力がとても高く優秀な人もいるのも忘れてはいけない事実です。
その反面、多くのナルシストは地味な努力を継続して続ける事ができずに中途半端な状態で投げ出してしまう傾向があるのですが、失敗した事実を認める事や劣等感を持つ事に我慢ができないため、自分よりも経験が浅い職場の後輩や、立場上反論しにくいお店の店員に大きな態度を取るのが精いっぱいの虚勢である人も多いです。

このように、ナルシストは様々な問題を抱えているため自己愛性パーソナリティー障害という病気として認識されています。

ナルシストの自分勝手な行動を見かけたら指摘するか、専門家にナルシスズムをコントロールできるように導いて頂く必要があります。

備考

ナルシストはナルシシストが語源とされ、日本語では自己愛が過剰に強い人を指します。
略されて、ナルと呼ばれる事もあります。
ナルシシズムは自己愛で、人を指す言葉ではありません。

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