ジョハリの窓はコミュニケーションの円滑に行うために提案されました。
一般的には自己開示が進むことで、対人関係が円滑に進むとされます。
つまり、相手へ自分の趣味や性格、価値観や人間性を伝える事で、コミニュケーションが円滑に進みます。
下記の表のように区切り、未知の窓が小さくなれば自己開示が進んでいる事になります。
自分は知っている | 自分が知らない | |
他人は知っている | 解放の窓 | 盲点の窓 |
他人が知らない | 秘密の窓 | 未知の窓 |
解放の窓が小さい方は何を考えてるかわからないと思われてしまいます。
一般的には未知のものや、理解できないものに大して、不安や恐怖を感じます。
そのため、コミュニケーションが円滑に進むのを阻害します。
秘密の窓を小さくし、自己開示を行う事で円滑なコミュニケーションを得られますが、個人情報(プライバシー)が公開されていきます。
どこまで公開するのかのバランスが大切です。
盲点の窓は無意識の行動が多いです。
人は無意識に9割の思考や行動を行っているともいわれています。
特に悪い習慣が無意識で行われている可能性があるので他人から見た自分を知ることは大切です。
悪い習慣は気づけば治せます、しかし、無意識下で行われてしまうと気づかないため、改善が難しいです。
未知の窓は可能性が眠っているといえます。
未知の窓の中に、なにが入っているかはわからないので、多くのことを経験し、自分の才能や秘密などの伸びしろを見つけられるようにしたいです。
ジョハリの窓は性質上自分一人で調べる事ができません。
そのため、自身の悪いところを指摘してもらえる信頼できる方に評価を行ってもらう事が重要です。
ジョハリの窓はアメリカの心理学者ジョセフ・ルフトとハリ・インガムが発表したため、ジョハリの窓といわれています。
現在はコミュニケーション心理学や、健康心理学、能力開発などでよく使われています。
学校の授業でジョハリの窓を学習する事もあるようです。
これは、心理学が社会で役に立つと認識されはじめた兆候かもしれません。