注意欠損・多動性障害(ADHD) | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

健康

注意欠損・多動性障害(ADHD)

投稿日:2020年4月26日 更新日:

注意欠損・多動性障害(ADHD)は注意散漫な状態が続く症状です。

ADHDは先天的・後天的に発症する症状で、注意散漫が原因で過活動・衝動性・不注意などがみられる症状でが、幼少期にADHDと通常の行動の差を明確にすることが難しいため、周囲が発見できない事もあります。

幼少期の発症率は女子の方が高く、不注意の症状が多いと報告されています。
一方男子は多動性の症状が多いと報告されています。

成長と共に症状がなくなる方もいますが、大人になっても症状がなくならない方は、順序立てて行動する事が苦手だったり、ケアレスミスが多いなどが見られ生涯に渡り苦労する方もいます。

昔は子供だけが発症すると思われ、大人になる事で改善されると考えられていました。

他の要因(他の精神障害や薬物など)でも同じような症状がみられることがあるため、問診等での誤診も報告されています。
また、小児と成人では異なる経緯を持つとされ、解明されていない要素を含むため判断が難しい症状です。

判断基準

  • 学習に影響がある場合
  • 対人関係が困難
  • 6歳以上から発症し半年以上継続している
  • 長期間の観測においてもその症状が継続している(幼少期から)
  • 不注意が多い
  • 過活動・衝動性がみられる
  • 感情で行動するため計画通りに動けない
  • 言動にまとまりがない
  • 脳の部分的(右前頭前皮質、大脳基底核など)異常
  • 他の精神疾患に該当しない

具体例

不注意

  • 気が散りやすい
  • 集中して取り組む事が難しい
  • 簡単なミスが多い
  • 物を良く無くす

過活動・衝動性

  • 座っている事が難しい
  • 黙っている事が難しい
  • 待つことが難しい

まとめ

ADHDは一般的に起こりうる問題が症状と一致するため、見極める事が難しいです。

本人や周囲の人が違和感を抱いている事もありますが、それを確定するだけの要因をつかめない状態も多いです。
そのため、本人や周囲の人がADHDに対する知識が無い環境では感情的な問題と考えられてしまい、自己嫌悪に陥ってしまう方も少なくはありません。

また、自閉症スペクトラム障害と混同される事が多い症状でもあります。

このように周囲から理解を得る事が難しい症状ですが、子供は20人に1人、大人では40人に1人の割合で発症すると考えられています。

原因がストレスではなく、幼少期から継続して症状がみられる方は専門医へ一度受診をしていただき、治療を行う事で症状が緩和されたり不安から抜け出せる方もいます。

対人関係で悩みを抱えている方でも周囲から認知される事で対人関係が緩和されれる事もあります。

備考

注意欠損・多動性障害は注意欠損障害や、多動性障害、多動症などとも呼ばれます。

関連記事

 自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群/ASD)

アドセンス

アドセンス

-健康

執筆者:

関連記事

ナルコレプシー

ナルコレプシーは強烈な眠気が繰り返し起こる病気です。ナルコレプシーの眠気は睡眠時間を十分に確保していても昼夜を問わずに繰り返されてしまいます。そして、この眠気は自身で制御できない程の強烈な眠気ですが、 …

ゲーム依存症(ゲーム障害)

ゲーム依存症はゲームをする事で日常生活に支障が出るようになる状態です。昔は家のテレビを使ってゲームをする家庭用ゲーム機が主流でしたが、近年はスマートフォンでできるようになったため、以前よりも手軽に楽し …

感染経路

感染経路とは 概要 感染経路は病原体が感染者を増やす経路です。主な感染経路は「空気感染」「接触感染」「飛沫感染」「媒介感染」などがありんますが、それぞれの経路によって有効な対応策が異なるため感染経路の …

アルツハイマー病

アルツハイマー病は脳の機能が徐々に低下してく病気です。アルツハイマー病は認知症の一種で、脳の機能(特に記憶力や思考力)が徐々に低下してくのが特徴です。重度の方の中には日常生活に支障をきたす方もいます。 …

買い物依存症

買い物依存症は購買意欲が過剰になり自分で衝動を抑えられずに買い物に依存してしまう状態です。買い物は日常的に行われる必要不可欠な行動のため、誰しもなる可能性があるためきっかけを回避する事は難しいです。特 …

Google AdSense



管理人


あむぶろ
管理人情報


名前:

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: f81fd2e4c52864042852c112ce927ae2-1.png鈴木 歩(すずき あゆむ)

自己紹介:

日本の未来を支える若者を応援したいので
「有料情報よりも価値がある情報を無料で
提供する」事を目指しています。


ブログについて:

当ブログでは生活をするためには大切でも
学校では教えもらえない事をメインに
取り扱っています。
知識のみではなく価値観を見直す事のできる
情報を提供したいと考えています。

外部リンク

応援していただけると幸いです。

PVアクセスランキング にほんブログ村

あむぶろ 学校では教えてくれない事 - にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

にほんブログ村 投資ブログへ





Verified by MonsterInsights