同調効果(姿勢反響/ミラーリング効果)とは
概要
同調効果は相手と同じ振る舞いをすることで好感度が高まる現象です。
同調効果は基本的に動作・姿勢・表情・喋り方などを真似する事で好感度が上がります。
言葉を繰り返すなど簡単な事でも効果が期待できますが、不自然にならないようにすることがポイントなので少し練習が必要で、不自然さが出てしまい相手が「真似されている」と思ってしまうと不信感が強くなってしまい嫌悪感を抱かれてしまうので注意が必要です。
基本的には仲が良くなると無意識で同調行動が増加していきます。
一緒に過ごす時間が長い家族などは趣味や食べ物の好みが近い事も多いと思います。
具体例
ミラーリング効果は鏡に映るように自然にリアクションを返す事がポイントです。
具体的には
- Aさんが「おはよう」と手をあげて挨拶する。
- Bさんも「おはよう」と手をあげて挨拶を返す。
- Bさんも「おはよう」と手をあげて挨拶を返す。
- Aさん「今日は天気いいですね」と言いながら座る
- Bさん「天気いいですね、週末も晴れの予報ですね」と言いながら座る
- Bさん「天気いいですね、週末も晴れの予報ですね」と言いながら座る
- Aさん「晴れならお出かけしようかな」
- Bさん「お出かけなら新しくできた〇〇がおすすめですよ」
- Bさん「お出かけなら新しくできた〇〇がおすすめですよ」
- Aさん「〇〇気になってたんですよね、混んでましたか?」
- Bさん「思ったよりは混んでなかったので、今度一緒にどうでしょうか?」
下線が引いてある部分は同じ言動です。
※わかりやすいように多く取り入れたため過剰気味ですが、やり方は理解していだけると思います。
このように、日常的な言動でも少しの工夫で取り入れられるため実践しやすいです。
まとめ
同調効果は他者を真似する事で効果を発揮します。
初対面の相手が自分の言動に同調したり、共感してくれると仲良くなりたいと思う人も多いと思います。
このように人が他の人に同調するのは人の習性のようで、多数派と同じ行動をしたくなる同調圧力のように、日常的にも意外と多い現象です。
具体的には「あくびをするとそれを見ていた人もあくびをしたくなる」傾向があり、実際に経験したことがある人も多いと思います。
特に同じ趣味や出身地だと好感を抱きやすい傾向があり、これには類似性の法則(共通点が多いと好感度が上がります)や熟知性の原則(相手の事を知るほど好きになる現象)が関係している事が考えられます。
そのため、基本的に人は自身に似ていると親近感や仲間意識が生まれる傾向が強いため、同じ行動を取る事で安心感や好感を与えます。
しかし、不自然さがある場合は警戒心を持たせるため注意が必要です。
また、相手が同調行動を自然に取るようになってい状態の場合は互いに好意を持っている証拠です。
相手の言動を理解していくと無意識に同じ言動が多くなっていきます。
そのため、仲の良い友達・恋人・家族は同じ言動が多いはずです。
備考
同調効果は動作を真似する事で、鏡のようになることからミラーリング効果といわれたり、姿勢が返ってくるので、姿勢反響ともいわれています。