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金(ゴールド)

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金(ゴールド)とは

概要

金(ゴールド)は貴重な金属なので国内外問わずに基本的に需要は常に価格が高い傾向があります。

金(ゴールド)の基本的なイメージとして、「高価」で「装飾品」や「工業製品」として使われているイメージを持っている人が多いと思います。

しかし、金(ゴールド)は「資産」として保有している人も多く、金貨やインゴットとして成形された物も多く出回っています。

そのため、国内外での需要は常に高い傾向があるので、他の金属よりも比較的高価な傾向があります。

金(ゴールド)の特徴

金(ゴールド)は貴金属に分類される希少な金属ですが、希少なだけではなく珍しい特性を兼ね備えているため需要が高いです。

基本的な金(ゴールド)の特徴

  • 美しい光沢があって見栄えが良いです。
  • 希少性が高いため比較的高価になりやすいです。
  • 科学的に安定している物質なので基本的に腐食したり錆たりすることはありません。
    ※腐食したり錆が出る場合は純金ではない可能性が高いです。
  • 柔らかくて加工しやすいです。
    ※柔らかいので装飾品として使うときに純金を使う事は少ないです。

金(ゴールド)は見た目が綺麗で腐食や錆に強いためアクセサリーに使われる事も多いですが、装飾品として使う際には純金である24金(24k)を使ってしまうと柔らかすぎて型崩れが起きてしまうため、他の金属を混ぜて品位(純度)を落として硬度をあげた18金(18K)が使われることが多いです。

アクセサリーの他にも工業製品として基盤などの電子回路に使われる事も多いため、需要がとても多いのですが希少な金属なため他の金属よりも高価な傾向があります。

以前は錬金術(金を科学合成などの手段によって作り出す試み)によって金を生み出そうと研究が活発に行われていましたが科学としては誤りであったと考えられています。
※錬金術の過程で多くの科学的知識が得られたため現代技術の発展には大きく貢献しました。

そのため、採掘やリサイクルによって得られた限られた量をみんなで使用しています。

地上に存在する量はよく「50メートルプール3.8杯分」と例えられています。

  • 採掘された総量は約183,600トンです。
  • オリンピックサイズ・プール(50メートルプール)は2,500トン(長さ50m×幅25m×深さ最低2m)の水が入ります。
  • 金の比重は19.32g/cm3なので、水の約19倍の重さです。

これを計算(183,600トン÷(2,500トン×19.32g/cm3)≒3.8)すると約3.8杯になります。

世界の人口は約77.53億人ですので、平均的な保有量はとても少なくなってしまうと思いますが、多くの精密機器では必須といえる物であるため需要はとても高いです。

また、その希少性から昔は法定通貨として使用していた国も多いです。
※実際の額面以上に偽造するための製造費用が掛かれば偽造する人は少ないです。

金貨について

現在の日本では一般的に金貨が貨幣として流通する事はありませんが、昔は法定通貨として頻繁に人の手を渡り歩いていました。

現在流通している代表的な金貨

  • 「天皇陛下御在位六十年記念金貨」(額面10万円):重量 20g
  • 「天皇陛下御即位」(額面10万円):重量 30g
  • 「皇太子殿下御成婚」(額面5万円):重量 18g
参考はこちら
これらは代表的な存在ですが、他にも多くの金貨(額面1万円が多いです)が存在しています。
※発行枚数が少ないためプレミアム価格で取引されています。

基本的に法定通貨は偽造されてしまうと信用を失ってしまい通貨としての価値がなくなってしまうため、昔は造幣局の技術と庶民の技術に大きな差がなく偽造を防止する事が難しかったので、希少な金属である金(ゴールド)を素材とする事で偽造防止効果を高めるために使われていた時代があります。
※「大判」「小判」は耳にしたことがある人も多いと思います。

参考はこちら

日本で初めて金貨が作られたのは西暦760年(天平宝字4年)だと考えられています。
この金貨は開基勝宝(かいきしょうほう)と呼ばれ、古銭で多くの人がイメージする円形方孔(丸い円状の金属の中央に四角い穴が開いています。)が特徴的な通貨で現在までに32枚出土しています。

参考はこちら

その後も多くの種類の金貨が製造されましたが、1920年に第一次世界大戦時に日本では金本位制(金(ゴールド)をお金の価値基準にする制度です。)を停止して金貨幣の製造を休止しました。
※1930年代には多くの国で管理通貨制度(中央銀行が貨幣の量を管理する制度で、現在の日本では日本銀行が貨幣の量を管理しています。)に切り替わりました。

金本位制は基本的に金(ゴールド)と交換できる権利を発行していたため、金の保有量によって通貨の発行量が決まっていたため事実上の通貨の発行上限がありましたが、現在は管理通貨制度に変わったため国の信用がある限り中央銀行が通貨を発行する事が可能になっています。

また、管理通貨性は金本位制のように採掘量に限りのある金(ゴールド)を基準としていないため、紙幣や硬貨の発行量を調整することでインフレやデフレの抑制ができますし、貿易収支のが赤字になっても経済的なダメージが少なくすむため経済の安定にとって大きなメリットがあります。

金(ゴールド)の採掘について

金(ゴールド)は今までは基本的に金鉱山で採掘されてきました。

これまでに約6,000年かけて採掘された総量は約183,600トンだと考えられています。

近年は技術が発達して採掘が効率化されたため採掘ペースが比較的早く、年間の採掘量(採掘した量)は約3,000トンだと考えられています。

しかし、埋蔵量に上限がある希少な金属であるため、今後も同じペースで採掘が継続できるとは限りません。

また、金鉱山が新しく見つかると埋蔵量が増加したり、技術発展によって新しい採掘方法が導入されると今まで埋蔵量に含まれていなかった場所でも利益が見込めるようになるため埋蔵量が増加します。
※採掘に適さない場所(採掘して利益が見込めない場所)は埋蔵量に含まれません。

そのため「今の採掘ペースだと〇年後に採掘ができなくなる」という概算の多くは現実と乖離していることが多いです。

都市鉱山について

近年は地下に埋まっている貴金属と地上で流通している貴金属の量が逆転したと考えられています。

そのため、近代化した都市部に工業製品のスクラップや、家庭からゴミとして蓄積された廃棄物などから資源を積極的に取り出す取り組みが活発になり、都市部から鉱山のように貴金属を集める事ができるようになったため都市鉱山と呼ばれるようになりました。
※2021年に行われた東京オリンピックの金メダルも都市鉱山から採取して制作されました。

都市鉱山に眠っている貴金属は基本的に電子機器などから回収されてます。
※特に古い電子部品の製造技術は未熟であったため現在の製品よりも比較的多くの貴金属が使用されています。

都市鉱山の特徴
  • 確定埋蔵量が明確です。
  • 一度加工されているため、天然物よりも品位が高い(純度が高い)傾向があります。
  • 省資源化や省エネルギー化になる可能性が高いです。
  • 不良品をリサイクルするため環境汚染の回避につながる可能性が高いです。

このように、古くなった電子機器や使えなくなった電子機器を回収・解体・分離・再生などの工程を経て再び有効活用するメリットは大きいです。

しかし、コスト面の課題や貴金属を分離するときに出る廃棄物の処理に関する問題などのデメリットもあるため、リサイクル技術が発展するためには課題が山積しています。

投資について

金(ゴールド)は貴金属に分類されている希少な金属なため限りのある資源です。

そのため、いずれ採掘ができなくなると価格が高騰する可能性が高いと考えられていますが、日々の値動きの影響があるため需給バランスによっては来年は今よりも安くなっている可能性も否定できないので無暗に投資しても利益が出せるものではありませんが、基本的に戦争や災害などが発生して経済的に打撃を受けると価格が高騰しやすい傾向があります。

そのため、金(ゴールド)は「護りの資産」と言われる事も多く、特に金融危機が起きた時に実物資産を保有していると海外でも資産として扱われる金(ゴールド)を保有していると安心感があります。

しかし、インドや中国の宝飾需要の影響に左右されて価格も上下しやすいので、投資を行うならば短期的な価格の上下よりも長期保有が重要だと思います。

特に、日本国内で買うと消費税が発生してしまいますし、国内で売却すると所得税がかかる(利益が大きいとかかります)場合があります。
※ETFは投資と同じ扱いになるので税率は20%になります。

そのため、短期的に売買を繰り返すと費用が嵩んでしまい利益が取れなくなってしまう可能性が高い(利益率が低くなる可能性も高い)です。

また、これだけ高価な金属で電子機器の基盤などに多く含まれていると耳にすると、実際に自分で集めたら利益を見込めると考える人も多いと思いますが、

実際に家電を解体して金を剥離して集めて錬成する過程には危険な作業と手間がかかりますが、多くのゴミと少量の貴金属しか採取できないため素人がやっても利益を出すことは難しいです。

金の真贋(しんがん)について

金(ゴールド)は高価なため偽物も多いです。

多くのお金を払って手にしたのに偽物だと悲しいですよね。

そのため、基本的には販売元が名の知れた企業である事が望ましいですが、その場合は付加価値が付くため実際の購入価格は割高になってしまいます。

例えば
貴金属販売で有名で私も購入した事がある「田中貴金属」は手数料が発生しますし、買取価格よりも購入価格の方が高くなっているのでなにも考えずに売買を行うと損をしてしまう可能性もあります。

安く買う事を考えるとオークションサイトの「ヤフオク!」や個人売買の「メルカリ」「ラクマ」などで売られている物が気になる人も多いと思います。

しかし、個人売買には偽物も多く流通しているので注意が必要です。

特にアクセサリーは知識がない人が手にすることも多いため、個人売買の売主が本物だと思って偽物を販売している事もあります。

また、貴金属の表記(刻印)についての知識がない人の中には「24k GP」を純金だと誤解している人もいます。

種類表記表記
24金K24・24K・999・Au999純金99.99%~100%
22金K22・22K・916純金91.6%
18金K18・18K・750純金75%
14金K14・14K・585純金58.5%
10金K10・10K・416純金42%
△金コールドプレーテッド△kgp(gold plated)金メッキ
(厚さ.01ミクロン以下が多い)
△金ゴールドフィールド△kgf(gold filled)金張
(厚さgpの約20倍)
メッキM・1M・3M・5Mメッキ製品
メッキ1/10・1/20メッキ製品
メッキの厚さ
1/10=1/10ミクロンの厚さ
金張△KFS △GS
(gold shelled)
金張
金張△RGP
(rolled gold plate)
金張
イエローゴールドYG金の混合物
ピンクゴールドPG金の混合物
変色してしまう事があります
ホワイトゴールドWG金の混合物
プラチナと間違われやすい
※△には数字が入ります。
※24kの読みは24カラットになります。

金(ゴールド)は必ずしも金色をしているわけではありませんし、刻印が入っていてもそれが本物ではない可能性もあります。

そのため、真贋はとても難しいですが、なにも知識がない状態では簡単に騙されてしまうので、家庭でできる真贋鑑定(本物を見極める方法)のやり方を少しご紹介します。

  • 見た目
    購入前に確認できる方法で基本的に高価な金属を使用しているので雑な造形に感じたら偽物の可能性が高いです。
    しかし、プロでも見た目だけで判断することは難しいです。
  • 磁石
    貴金属は磁石に反応しません。
    磁石に反応する場合は貴金属ではないか、磁石に反応するなにかが混ざっていたり、部分的に違う金属が使用されている可能性が高いです。
    また、分離できる場合は両方確認しないと騙されてしまう事もあるようです。
    ※ネックレスの留め具などに使用されているスプリングに磁石が反応する事も多いです。
  • 比重
    基本的に比重(密度)をごまかす事は難しいです。
    しかし、精密な数字を出すことは難しくても自宅にあるもので比重を割り出すことができます。

この三点の全てを通過できる偽物は限られるので素人真贋でもそれなりの判断ができると思います。

比重の出し方

比重を測定する事は意外と簡単です。
自宅で行うとその精度が少し下がりますが概ね問題のない数値が測定できるはずです。

自宅で比重を調べるために必要なもの

  • はかり(0.01g程度まで図れる物が望ましい)
  • 糸(軽い釣り糸が望ましい)
  • 水を入れる容器(中身が見える方が作業がしやすい)
  • 適量の水(調べたい物を水につけても余裕があるように)
  • メモができるもの(記憶できれば問題ありません)
  • 電卓(手計算でも問題ありません)

比重を調べる方法

  1. 金属の重さを計測します。(金属〇g)
  2. 水を入れたコップをはかりに乗せます。
  3. 機能があればゼロセット(0gに調整する機能)を行います。
    ※ゼロセット機能がない場合は重さをメモしておきます。(コップ&水〇g)
  4. 糸で金属を結び、糸を持ちながら金属を完全に水の中に入れます。
    ※コップに触れないように注意してください。
  5. はかりの重さが変わります。(不思議な重さ〇g)

重さの計測が終わったら計算を行います。

【比重(密度)g/cm3】=【1.の金属の重さ(金属〇g)】÷【金属が水中にあるときの重さ(不思議な重さ〇g)】
※ゼロセットができない場合は(不思議な重さ〇g)から(コップ&水〇g)を引いてください。

計算結果が適正な比重に該当する場合は本物である可能性が高いです。

  • K24:19.13~19.51 g/cm3
  • K22:17.45~18.24 g/cm3
  • K20:16.03~17.11 g/cm3
  • K18:14.84~16.12 g/cm3
  • K14:12.91~14.44 g/cm3

この比重の測定方法はアルキメデスの原理を応用した方法として広く知られています。

まとめ

金(ゴールド)は貴重な金属であるため、市場への供給量を増やすためには金鉱山で新たに採掘するか不用品をリサイクルするしかありません。

そのため、需要に対して供給が少ないので長期的には価格が上昇傾向になっています。

そこで、一部の投資家などは資産として保有している事も多いです。

しかし、様々な要因から価格は決められているため、短期の価格の上下については不確定な要素が多いため、短期間に利益を得る事はとても難しいです。
※取引する際には費用が発生する事も多いですし、為替の変動や戦争や災害などの影響によって価格の乱高下が起きやすいです。

また、人体が直接触れても害がなく見た目も美しい事からアクセサリーとしての需要も高いですが、その反面偽物も多く出回っているので注意が必要です。
※本物を偽物だと詐称して安く買いたたく悪質業者もいるので注意が必要です。

特にC to C(Consumer to Consumer:個人間取引)では販売側が本物だと思っている事も多いので注意が必要です。

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