被虐待症候群(BPS) | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

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被虐待症候群(BPS)

投稿日:2020年3月1日 更新日:

被虐待症候群(BPS:Battered person syndrome)とは

概要

被虐待症候群(ひぎゃくたいしょうこうぐん)は虐待の被害者が虐待を受け入れてしまう状態です。

虐待(精神的・性的虐待なども含まれます)が日常的に継続して行われている場合、被害者は「虐待に抵抗しても状況が改善しない」という事を認識してしまうため、被害者心理としては「抵抗しても無駄」「抵抗する事で状況が悪化する」などという意識に陥ってしまい学習無力感が芽生えてしまいます。

そのため、虐待を受け入れてしまう意識が強くなてしまい悪循環の状況が常態化してしまいます。

この状態まで環境が悪化してると被害者自身も虐待が発見されないように虐待の痕跡を隠してしまうため周囲の人からの発見が困難になってしまいます。

被虐待症候群(BPS:Battered person syndrome)の特徴について

被虐待症候群(BPS:Battered person syndrome)は虐待被害者の代表的な症状として考えられている事から虐待被害者の症状として頻繁に紹介されています。
※batteredは直訳すると「殴打された」という意味ですが、物理的な被害だけではなく精神的な攻撃も含みます。

虐待が継続・日常化すると虐待に対して抵抗を諦めてしまい意欲を失うだけではなく、虐待を自然な行為として受け入れるようになってしまいます。

日常的に虐待を受けている人の特徴として

  • 清潔感の欠如(生活環境の影響から衛生面に配慮できるだけの余裕がないなど)
  • 栄養不足による不健康な体(一般的な体系よりも過度に体重が軽いなど)
  • 複数の痣(痣を隠すために場にそぐわぬ厚着をする事も多いようです)
  • 対人関係の適応能力不足(世間の常識から乖離しているためコミュニケーションに苦労するようです)

「日常的に継続して行われる」という前提条件を満たす必要があるため、多くのケースでは被害は家庭内で発生する傾向があり、虐待される環境から抜け出した後も心理的ストレスが長期間継続してしまう事から心的外傷後ストレス障害の一種に分類するという考え方もあります。

基本的に最初は軽度の家庭内暴力から始まる事が多いですがドメスティックバイオレンス (DV)は徐々にエスカレート・常習化していき、生活環境が少しずつ悪化していくため茹でガエル現象の様に気づいたときには手遅れという事もあります。

具体的な虐待の例としては「殴る」「蹴る」「叩く」「煙草の火を押し付ける」「階段などの高所から突き落とす」などの暴力的なものから罵詈雑言や性的なものも含まれます。

まとめ

被虐待症候群になる人は肉体的な力が劣る女性・児童・高齢者などが多い傾向がありますが、男性が虐待の被害者となるケースも意外と多い事が近年明るみになってきています。

基本的に幼少期のうちは被害者が自身で虐待の被害者と判断する事は困難(自分の置かれている立場が通常の環境なのかを判断する経験や知識が乏しいため)です。

しかし、虐待被害者はその後の人格形成や人間関係で大きな支障がでる事が多く、幼少期から虐待が常態化している環境で育った人が親になった時に子供に対しても自身が受けた虐待を行ってしまう傾向が強いため虐待が親から子供へ連鎖してしまう事も多いです。
※虐待加害者の親は虐待を虐待と思わずに育っている可能性もあり、閉鎖された家庭環境内ではその虐待に気付く人も少ないです。

その一方で女性が加害者となり男性が被害者となるケースが表面化する事例も増加傾向で、男性の場合は虐待の事実を隠す傾向が強いため(男らしくない、恥ずかしい、社会的な影響などを考えて被害を受けていると言えない傾向があるようです)「潜在的な被害者はとても多いのではないか」と推測する人もいるほどです。

虐待は人道的に許されるものではありませんし、論理的に考えても社会全体のパーフォーマンスを低下させるため総合的にデメリットの方が多いです。

特に自分で虐待に気が付けない子供の虐待を目にしたら「189番通報(いちはやく)」にお電話して救いの手を差し伸べて欲しいです。

備考

被害者によってカテゴリー分けされて呼び方が異なる事があります。

  • 虐待被害者が女性の場合の主な名称
     被虐待女性症候群(バタードウーマン)
     被虐待妻症候群(バタードワイフ)
  • 虐待被害者が児童の場合の主な名称
     被虐待児症候群(バタードチャイルド)
     被殴打児症候群

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