無リスク資産はリスクが少なく収益が得られる安全性の高い資産を指します。
一般的に元本が保証された安全資産を指します。
国債、銀行貯金などが主に該当します。
完全にリスクが存在しない事はありませんが、国債は国が崩壊しない限り大丈夫ですし、銀行預金は預金保証制度で一定額以上を保証する仕組みとなっているため基本的に元本割れがない安全な資産です。
そのため無リスク資産やリスクフリー資産と呼ばれ、元本が保証されている事が多いです。
投資の安定性を見る指標の一つにプロフィットファクター(PF)があります。
この数値が良ければ安定的な資産となります。
一般的にリスクとリターンは比例するため、無リスク資産による収益率は少ない傾向があります。
備考
無リスク資産よりもハイリスクハイリターンな資産をリスク資産といいます。
リスク資産は株や不動産などの元本が保証されていない資産です。
そのため、資産価値や利益率の変動で損失のリスクがあります。
また、無リスク資産とされる国債の中にもリスクのレベルがあります。
ドイツ、カナダ、シンガポールは高いランクと評価されているため、リスクが低いとされています。
日本の国債のリスクは高くも低くもないという評価になっています。
しかし、このランクはリーマンショックで大きな影響を受けた国が上位にはいっていたことから信憑性に疑問の声があがっています。
まとめ
無リスク資産は収益率が低いため、元本が少ない時に行っても収益効果はほとんどありません。
そのため、若くて元本の少ないうちはリスク資産を投資できるだけ保有(フルインベストメント)する事で収益性を高め、一定の資産を形成してから、資産三分割法のように値動きの異なる分散投資の投資先の候補とすることもあります。
このようにその時の資産や状況に応じて資産の管理(アセットマネジメント)を行う事が大切です。