為替変動リスクは為替相場の変動によるリスクです。
日本の通貨と国外の通貨の為替相場は常に変動しています。
そのため、換金する際に為替の影響を受ける事があります。
また、金融商品はリアルタイムで価格が変動します。
円高時に購入したものを円安時に売却すると利益が発生します。
しかし、円安時に購入したものを円高の時に売却すると損益が発生します。
具体例
1ドル=105円の時に海外の商品Xを105円(1ドル)で購入しました。
その後に円高となり1ドル110円になった場合、商品Xの価値は110円となります。
この場合は105円が110円になったので、5円分資産価値は増加しています。
しかし、反対に円安となり1ドル100円となってしまった場合は商品Xの価値は100円となってしまいます。
この場合は105円が100円になったので、5円分資産価値は現象しています。
100~110円の約10円の違いですが、割合では10%の増減があります。
為替は割合で変化するので、金額が100万円でも10億円でも10%は10%です。
金額が大きくなるとこの影響は大きく、10億円の場合は1億円の差が生まれてしまいます。
※例のためわかりやすく記載しました。ここまで大きな差が生まれる事は稀です。
まとめ
為替の変動は国内のものと国外のものの取引によって生じる需給バランスによって変動します。
国内への輸出が増加すると円高になりやすく、国内への輸入が増加すると円安になりやすいです。
また、これは金融商品も同様で、海外から国内の商品の購入希望者が多ければ円高になりやすく、国内から海外の商品の購入希望者が多ければ円安になりやすいです。
現在は物の輸出入よりも投資資金の動きが大きい傾向があるため、為替相場の変動は複雑です。
カントリーリスクは国の情勢に強く左右されますが、為替変動リスクもあるので注意が必要です。