愛されたい症候群は他者から愛されたいという要求が強い状態です。
愛されたいと思う感情は多くの方が持っている基本的な欲求です。
しかし、愛されたい気持ちが強く出すぎてしまうと問題がでてきてしまいます。
特に問題なのは自分中心的になる事です。
人の話に割って入り自分の意見を押し付けるような言動が多いと周囲から孤立してしまいます。
これを当然に思える人は多いかもしれませんが、実際に話に割って入ってくる方は意外と多いです。
さらに、話の内容も有意義な内容ではなく、自分中心の偏った感情論の場合は最も嫌煙されます。
このような方の多くは逆の立場に置かれた場合、全く異なった意見を平然と述べます。
話を聞いもらえる事が少ない→積極的に自分の話をする→話を聞いてもらえる事が少ない
このように悪循環に陥る事が多いです。
愛されたい小孤軍の原因
愛されたい症候群の原因の大部分は幼少期にある事が多く、強いコンプレックスや承認欲求が満たされないまま育ってしまう事で愛されていないと思い込んでしまう傾向が強いです。
愛されていないと思い育った人は「他者に興味を無くす人」と「他者から愛されたいと思う人」に二分される事が多く、後者が愛されたい症候群になりやすいです。
具体例
愛されたい症候群になってしまう原因は様々ですが、幼少期にその原因となった要因は推測されています。
- 幼少期に褒められる経験が少なかった
- 放任主義で親と話をした経験が少ない
- 下の子の面倒をよく見ていた
- 何事もできて当たり前の環境で育った
- 他者から否定される事が多かった
- 自分に自信が持てない
上記の様に原因は様々ですが、長子(両親から見て一番最初に生まれた子供)がなる傾向が強いです。
※生まれの影響を感じる人は実際に多いようで「不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち」という本もベストセラーになりました。
対処方法
過度な自己愛を辞めるためには
- 自分を好きになる
- 他者を好きになる
- 助けてもらう
- 助けてあげる
- 他者を尊重する
- 苦楽を共にする
- 傾聴する
- 明るく振る舞う
- 束縛しない
- 礼儀正しい
- 見返りを求めない
このような事が有効だと考えられていますが、実際にこれを行う事は難しいです。
特に30歳を過ぎてくると社会人生活も長くなっているので今まで積み上げていたものを崩す必要がある時もでてきます。
その結果、友人が減ったりうまくコミュニケーションがいかなくなってしまう事もあるので方法については十分に注意が必要です。
まとめ
愛されたいと思う事は健常な証拠です。
しかし、行き過ぎは良くありません。
愛されたいと深く悩んでしまうと「愛されていないのだから生きてる意味がない」と考える方も多いようですがこの考えは根本が間違っています。
「愛されていない」というのは自分が思う他者からの評価です。
あなたの人生はあなたのためのものです。
あなたが成功したらあなたの成果ですし、あなたが失敗したらあなたの責任です。
あなたの人生の責任はだれも取ってくれません。
もし死刑になるような事を頼まれたとして、それを行って処罰されるのはあなたです。
しかし、あなたが宝くじで大金を当ててもあなたの成果です。
愛される事も大切ですが、未来の自分が笑っていられる選択をする事が私はいいと思います。
※成功した人は「その環境にいられた事が最も恵まれていた事」と思う人が多く、周囲の人に感謝している人が多いです。