寛大効果(寛容効果/寛大化傾向) | あむぶろ 学校では教えてくれないこと

心理学

寛大効果(寛容効果/寛大化傾向)

投稿日:2020年5月14日 更新日:

寛大効果は他者の良い面は過大に悪い面は過少に評価する心理です。

寛大効果は無意識のうちに他者の良い面は過大評価し、悪い面は過小評価する心理のため、実際の評価よりも寛大(全体的に良い)な評価となります。

これは愛着を持つ間柄や自身が寛容な人間であると周囲へ周知されたい心理などのバイアスが働き陥りやすい心理とされています。

特に寛大に接する人を深く理解していない状態の場合は不透明な要素が多いため、感情面の影響を強く受けます。(このような場合の多くは評価者の能力不足による影響が大きいです。)

このような心理的影響を受ける事で寛大に対応する事が多いですが、本音とは別の可能性もあるため、気を付けなくてはいけません。

具体例

友人や家族や同僚など、親しい関係ではお互いにダメなところを言い合ったりしますが、他者へ紹介する時は良いところを誇大気味に伝えてしまう事があります。
その結果実際の評価(性格、能力、実力など)よりも寛大な評価(特に数値として表現しにくい部分について)となります。

この影響が誇張してしまうと、日常的に過度なストレスを受ける環境(心的外傷後ストレス障害を発症するような機能不全家族)でも周囲にはその事実を伝えられないなどの弊害が発生してしまいます。

その結果、鬱病などを発症してしまう事もあります。

まとめ

寛大評価な紹介を受けた人は良い面を多く紹介されます。
そのため、仲の良い人に紹介してもらう事で好感度が通常よりも高くなりやすいです。
これは初対面で「良い人」というラベルを付けて紹介されるため、ラベリング効果ハロー効果の影響を受け、良い面がより強調されて認識されやすいためです。

また、寛大効果は人事評価などでも見られます。
そのため評価基準を明瞭化し、数値として検討する事は重要です。
特に人事評価の平均が全体的に向上傾向にある場合は寛大効果の影響を受けている可能性が高いです。
その反面、新入社員などの能力に未知数の部分が多く、親密度も低い場合は実際の能力や実力に満たない評価を付けてしまう可能性も高いです。
このような場合は優秀な人材を失う可能性もあるので注意が必要です。

備考

寛大効果は寛容効果や寛大化傾向とも呼ばれます。

関連記事

 ストレス
 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
 機能不全家族
 鬱病(うつびょう)
 ラベリング効果
 ハロー効果(後光効果/ハローエラー)

アドセンス

アドセンス

-心理学

執筆者:

関連記事

カリギュラ効果(心理的リアクタンス)

カリギュラ効果は禁止されている事に対しての興味や関心が強くなる効果です。禁止されている事を破りたくなった事は誰しもあると思います。普段だったらやらないような事でも禁止されると気になってしまうものです。 …

フレーミング効果

フレーミング効果は同じ事を意味する内容でも、表現方法が異なる事で受け取り方に影響する心理です。内容が同じでも視点を変えたり、具体例を与えたりと表現を変える事で印象が変わります。また、絶対評価と相対評価 …

オペラント条件付け

オペラント条件付けは、報酬と罰に適応して行動を行うように学習する事です。オペラント行動の概念は大きく二分され 報酬が与えれられれば報酬を目的に行動するようになります。罰を与えられれば罰を避けるために行 …

正常性バイアス(恒常性バイアス/正常化の偏見)

正常性バイアスは自分にとって都合の悪い事を過小評価する心理です。認めなくない事などは突き詰めて考える事を放棄したりします。そして、その結果がどうなるのかを考慮する事をやめ、結果による被害を過小評価しま …

スリーパー効果(仮眠効果)

スリーパー効果は発信源の情報が時間経過によって忘却される現象です。情報の内容の信頼性は情報の発信源の信頼性に比例します。しかし、「情報の内容」と「発信源の情報」では、「情報の内容」の方が記憶に残りやす …

Google AdSense



line証券


アマゾン


外部リンク


もしよろしければ
応援していただけると幸いです。

PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

にほんブログ村 投資ブログへ