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心理学

一貫性の法則(一貫性の原理)

投稿日:2019年12月18日 更新日:

一貫性の法則とは

概要

一貫性の法則は「一度始めれたら最後までやりたい」と思う心理です。

基本的に多くの人は物事の初動で躓く事が多く「はじめさえすれば、8割成功したのと同じだ」と言われるほど最初の一歩は大変です。
※ウッディ・アレンの言葉です。

しかし、この一方を踏み出してしまえば「途中で投げ出すのは良くない」「最初から最後まで矛盾がない状態でありたい」と思う心理傾向が働きますし、日本では「行動・発言・態度・信念」などが終始一貫している人を高く評価する傾向があるため「他者からの評価を下げたくない」などの心理的な要因も重なり継続して取り組む人が多いです。

特に「誠実性・虚栄感・責任感が強い」性格の人や「理性的・協調性が高い」性格特性を持つ人は継続して物事に取り組む傾向が強いため一貫性の法則に沿って行動しやすい傾向があります。

更に、環境的な要因として集団の中に紛れている時や注目されている状況では一貫性の法則がより顕著に起こる傾向があります。

一貫性の法則が生まれる2つの主な理由

 1. 他者からの評価

社会生活を送るうえでは誠実性・論理性が大切です。

誠実で論理的な人は他者からの信頼も厚くなり良い評価を受けやすい傾向があります。
裏を返すと、一貫性がなく支離滅裂な言動が目立つ朝令暮改(方針が短期間で変わること)タイプは他者からの評価や信頼度が下がってしまう可能性が高いです。

集団では自分の地位を確立するために評価を下げるような行動を避ける心理が無意識に働く事も多いので一貫性を持った行動を無意識にしてしまう傾向がでます。

有名なオオカミ少年で語られているケースでは評価が下がりきってしまった人の発言においてはそれが他者を守るためであったとしても、実際に耳を傾けてくれる人はいなくなってしまいました。

  2 . 行動のパターン化

行動をパターン化する事によって選択回数を減少させる事ができ脳の処理を減らす事ができます。

脳の処理を減らす事は意外と重要です。
脳には1日に処理できる上限の処理量(統計の方法によって回数は異なりますし個人差もあるようです。)があるので行動選択できる回数にも上限があると考えられています。

小さい選択も含めると1日当たり数万回の選択を行うとも言われている事から少しでも選択の回数を減らして脳への負担を抑える事によってより良い選択を行えるようです。
※上限を超えた選択を行うと決定麻痺(間違った選択や欲望のままに選択をしてしまいます。)が起きてしまうので注意が必要です。

また、ジャム理論(ジャムの法則/決定回避の法則)(選択に迷うと選択自体を放棄してしまう)のように人は脳への負荷を抑える傾向があるので現状維持バイアスも一貫性の法則を後押ししています。

具体例

仕事を開始するまでは「やりたくない」と思っていても実際に仕事を初めると「いつの間にか数時間経過していた」という経験を持つ人は多いと思います。

これは一貫性の法則によるものです。

ビジネスシーンでは仕事を始めて作業Aが終わったらその流れのまま作業Bも処理しますし、作業Bも終わったらその流れのまま作業Cも処理するとパターン化されている事が多いため自然な流れで次々と仕事を処理していく場合が多いです。

不自然さが少ない状態を維持していると脳が「作業を続ける」という意思決定を行いやすい(作業を中断するという選択肢を取りにくい傾向があります)ため業務が一区切りするまでが一連の動作となるので一度初めてしまえば最後まで流れを維持して終わらせる事が比較的容易になります。

つまり、始めるまでに苦労する人は最初のきっかけを小さくする事がキーポイントになります。

応用

一貫性の法則はビジネスで応用されています。
有名なのは、段階的要請法(フット・イン・ザ・ドア・テクニック)や特典除去方法(ローボール・テクニック)です。
どちらも小さな要求を先に通し、その後徐々に要求を大きくしていき最終的に目標の要求を通す手法です。

恋愛シーンで活用するケースでは話の流れを考える事が重要です。
デートに誘いたい場合は「〇日の予定は空いていますか?」と聞くのではなく相手の興味のある話題から話を広めていく事が考えられます。

例えば

A「Bさんは△が好きでしたよね?」
B「好きです」
A「近くに△の店舗があるのですがご存じですか?」
B「良く行きますよ」
A「もしよければご一緒させてもらえませんか?」
B(断ってしまったら”二人で行くのが嫌”と言っているようなもの・・・)

この例はサンプルのため都合よく話を展開しましたが俗に言う「雰囲気」や「流れ」に不自然さがないような状態で「良く行くお店」にある程度好感度がある相手から誘われれば断られる可能性は低くなっていると思います。
※「二人で行くのが嫌」と直接言うようなものなので断りにくくなっています。

仮に日常会話を普通に話せるレベルの関係性が構築されている前提なのに断られてしまったら本当に都合がつかないケースや個人的な問題ではない可能性の方が高いと思います。
※日時や恋人が既にいる、異性と二人でいるのを見られる事自体に抵抗があるなど

まとめ

一貫性の法則は人の行動においてとても重要な心理傾向です。

そのため、自分の行動を良い方へ導くために知っているの知らないのでは大きな差がでると思います。

基本的に人間は体力を消費しないように怠ける事が遺伝子に刻まれています。
これは自然界では体力を無駄に消費する事は生存に不利に作用するためで、少しでも体力を温存するために体力の消費を無意識に避ける傾向があります。

そのため、ダイエットはこの生存本能に逆らっているため成功しない人が多いです。

特に、ダイエットの場合は人が体力を消費しないように気を付けるだけではなく、エネルギーを蓄えようとする心理も働くので成功率が低下してしまいます。

そのため、ダイエットを成功させるために重要なのはルール作りです。

今までの生活で無意識に決められていたルール(一貫性)を見つけて、その中の悪い習慣を少しづつ変えていく事が重要です。

しかし、多くの人は3日坊主で終わってしまうくらい今までしていた習慣を変える事(一貫性の法則を破る事)は難しいと思うはずです。

それぞれの適正にあった適切なステップを用意しましょう。

また、これはダイエットに限った話ではありません。

日々の生活の中でなんとなく行動している事は案外多いです。

このような習慣を見直す事で将来大きな違いがでてきます。

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