スーパーコネクターは、人脈が広い人です。
スーパーコネクターは人と人を結びつけるのが好きで、広く多種多様な人脈(コネクト)を持ち、人間関係の輪を広げてくれます。
また、その人脈は数だけでなく、質も良く、年齢やジャンルも幅広くつながっています。
特に自分よりも優れていると思えるような人とのつながりが強いため、紹介できるような人との交友関係を積極的に広げている傾向があります。
これはスーパーコネクター自身に魅力があるため、周囲の人から信頼されていて、その人と仲良くなりたいと思わせる心理が働くような人です。
スーパーコネクターになるのは大変で向き不向きもあります。
しかし、自分がならずともスーパーコネクターとの接点を持つという選択肢もあります。
スパーコネクターの特徴
特徴 | 傾向 |
---|---|
ギバー | 人に与える事を好み、多くの方から好感をもたれます。 |
傾聴 | 話を聞くのが上手で、良い点を見つける事が得意なため、褒めるのが上手な傾向が強いです。 また、趣味や特技を記憶しています。 |
発信 | 自分の魅力、持てる能力や情報をうまく伝える事ができます。 |
リコネクティング | 連絡がまめで人を誘うのが好きな傾向が強いため、交流の輪も広がります。 |
質を重視 | 人脈の数だけではなく、質を重視します。 悪い人とは付き合わないため、質の良い友人が多くなります。 |
能力が高い | 能力が高くなければ、能力が高い人との会話についていけないためです。 |
スーパーコネクターは積極的にコミュニケーションを広げようとする意識があり、その人自身にも魅力があるのが特徴です。
スーパーコネクターの具体例
会社や学校などの組織では小さな集団(グループ)ができるはずです。
趣味のグループや同世代のグループなど、基本的には共通点が多い人同士がグループになっている事が多い(類似性の法則)です。
しかし、どのグループとも話すような人はいませんか?
また、なにか困りごとがあったらこの人に聞けば何とかなると思えるような人はいませんか?
そのように頼れると思えるような人は、能力が高く信頼でき、かつ話しやすい人です。
類は友を呼ぶと言われるように、能力が高く信頼できる人の周りには、同種の人が集まります。
つまり、能力が高く信頼できる人たちのグループがあり、その人達の中で話しかけやすい人はスーパーコネクターである可能性が高いです。
交友関係を円滑にするテクニック
交友関係が深まるには時間が大切とされ
- 200時間以上同じ時間を過ごす。
- 10日以内に会話を交わす。
これらは一般的に知られている親密度に関する指標です。
一緒に過ごす時間が多いと下記の心理効果の影響を受けやすいです。
そして、以下のような心理効果を利用したテクニックを意識する事で、親密度をあげやすくなります。
しかし、このような表面的なテクニックには限界があります。
まとめ
社会的に成功する人の多くはギバーです。
ギバーは周囲の人からコミュニケーションを取りたいと思ってもらえるため、人脈が広がりやすいです。
さらに、相手の情報を活かせるように、特技や趣味・思考を記憶します。
そして、聞くだけではなく自分の魅力も伝える事で、また会いたいと思ってもらえるような関係をつくる事でお互いにメリットが生まれます。
しかし、魅力というのが難しいです。
なぜなら価値観が人それぞれ異なるため、多面的な視点で見た時に全員から好感を持たれる事はありません。
しかし、パレートの法則で表現される6割の部分の人を味方にできるのがスーパーコネクターの特徴でもあります。
そのため、どうしてもうまくいかない関係もあります。
それでも積極的に交流の和を広げ、友好的な関係を多く結ぶことができるのがスーパーコネクターです。
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