スマホ依存症(スマートフォン依存症)とは
概要
スマホ依存症はスマートフォンの使用をやめられなくなり、多くの時間をスマホの使用に費やす状態です。
近年の技術発展によってスマホは軽量で高機能となり、インターネットの普及や発展に伴い、電波の入るエリア・通信速度も向上したため利用する人も増加し、若年者でも多くの人がスマホを所有している事が多い時代となりました。
しかし、その影響によってスマホ依存症になる人も増加しています。
特に若年層がSNSやゲームの影響でスマホ依存症になるケースが多いです。
(ゲーム依存症は別に記事で紹介させていただきます。)
従来は交友関係を形成するためには実際に人と人が対面で会って話をすることが多かったです。
しかし、SNS(ソーシャルネットワークサービス)の発展に伴って、スマホで交友関係が広がる事が増加しました。
それに伴いSNSの開発運営側もより魅力的なサービスを提供できるようにと創意工夫したため、依存心が強くなりやすいように承認欲求を刺激するようなサービス内容が多いです。
スマホ依存症の具体的な行動
- 朝起きるとスマホを確認
- 時間があればスマホを触る
- 誰かと話をしていてもスマホを触る
- 不必要な時でもスマホを手にしている
- 充電が1日もたない
- 外出時は充電機を常備している
- スマホの電波状態を常に気にしている
- 寝る前は必ず枕元に置く
- スマホがないと強いストレスを感じる
スマホ依存症が与える悪影響
スマホ依存症も多くの依存症と同様で生活よりもスマホの操作を優先してしまいます。
特にスマホ依存症は画面を長時間注視するため、人工的なブルーライトが睡眠に悪影響を与えると考えられています。
そのため生活が不規則になり睡眠時間を削ったり、昼夜逆転してしまう人が多いです。
睡眠時間が減少すると認知機能が低下し、思考がまとまらなくなる事もあります。
また、生活が不規則になると学校や会社などの社会生活に問題が起こる人も多いです。
特に多いのが対面で会っている人とは目を合わせずにスマホを操作する人です。
このような人は社会的に孤立しやすくなってしまうので注意が必要です。
スマホ依存症の対策
スマホ依存症は無自覚な人が多いです。
そのため、自分がスマホ依存症なのかを確認する事が大切です。
まずは何時間スマホを使用しているのかをアプリなどを使用して確認する事が大切です。
他の依存症と異なりアプリで簡単にスマホの使用時間が伸びているのかを確認する事が容易なので是非やってみてください。
調査結果では1日平均3時間とされているため、これを超えた使用はスマホ依存症を疑う事が必要になります。
また、SNSなどでは連絡が来たらすぐに返信しないと嫌われてしまうなどの一種の強迫観念を抱くようになると危険です。
そのため、通知設定を変更して通知をしないようにする事が有効です。
基本的にすぐに連絡を返さないといけない連絡の場合は何回も電話がかかってきます。
それ以外の連絡は重要度は低い内容であるため通知を切れない人は依存症の可能性が高いです。
まとめ
スマホ依存症は社会生活の基盤がネットワークになってしまう点が一番の問題で、現実の社会生活を犠牲にしている事が多いです。
そのため、スマホへの依存症が進むほどに社会的に孤立しやすくなります。
社会的に孤立していくと次第に社会に出るよりもインターネットへの依存が強くなていき、これが強くなると社会生活に支障をきたすようになります。
インターネットを用いた交流は多数の人と交流できる反面、薄い関係になりやすい点は注意が必要です。
その結果、交流が続いている人がいない事も多いです。
いくら時間を割いても関係が続かなければそれまでの時間は徒労に終わってしまい発展はありません。
備考
ゲームへの依存が強い状態はゲーム依存のページで記載してあります。