ジャム理論(ジャムの法則) | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

心理学

ジャム理論(ジャムの法則)

投稿日:2020年9月17日 更新日:

ジャム理論について

概要

ジャム理論は選択肢が多くなると選択肢の中から1つを選択する事をあきらめてしまう事を証明した実験です。

ジャム理論では多数の選択肢と少数の選択肢を提示した際の違いによって、意志決定に与える影響を調べた実験です。

直感的には多くの選択肢の中から選択する事で満足度が向上して売り上げ促進につながると考えてしまう人も多いと思いますが、実際にはジャムの種類を少なく絞った方が売り上げが良かったです。

これは選択肢が多すぎると決定麻痺(決断することに疲れてしまう)を起こしてしまうため、それがストレスになり購買意欲が減少してしまうためだと考えられています。

そのため、選択肢を限定して意思決定を行いやすくすると購買意欲を低下させずに商品購入までつながると言われています。

実験の内容

実験の条件

ジャム理論の検証実験をした論文では、ジャムの種類が多数の時と少数の時でジャムの販売成績を比較しました。

具体的にはスーパーにジャムを陳列して売れ行きを調査します。

  • ジャムの種類を6種で販売
  • ジャムの種類を24種類で販売

この二つの条件を比較検証しました。

実験結果

ジャムの種類が24種の場合

  • 購入率 3%
  • 試食をする人が多かったです。
  • 試食後の売れ行きは思わしくありませんでした。

ジャムの種類が6種の場合

  • 購入率 30%
  • 試食をする人は少なかったです。
  • 試食後の売れ行きは良かったです。

24種の場合は人は多く集まりますが、それが購入に繋がる確率は低くなってしまい6種の方が売上が良かったです。

これらの事から、人は選択肢が多いと悩んでしまいますし、悩みが多いと意思決定をする事がストレスとなるため購入を避けてしまう事が裏付けられました。

具体例

お出かけをした帰りに、飲食店で晩御飯を食べてから帰ろうと思う事がある人も多いと思います。

帰り道に何件か寄る事ができる飲食店が1店舗だけならば迷わずそこへ寄ると思います。
しかし、寄る事ができるお店が複数あると迷ってしまい、どこに寄ろうか迷いながらとりあえず家に向かっていると、1店舗過ぎ、2件過ぎと次第に選択肢が減っていきます。

選択肢が減っていく間に寄りたい店舗を選ぶことができれば良いですが、次第に考える事が億劫になってしまい、いつも寄っている最寄りのスーパーでお惣菜を購入して帰る事もあると思います。

このように選択肢が多いと選択を決定する事が嫌になってしまう人が多いです。

まとめ

多くの選択肢から選ぶことは労力がかかります。
労力がかかるという事はそれだけ多くのストレスもかかります。

しかし、人は基本的に労力やストレスを好みません。

そのため、多くの選択肢を提示されるとその選択の意味や理由を入念に考えてしまい、その結果疲れて選択を行うという行動自体を放棄しやすい傾向があります。

このような基本的な心理傾向を知る事は人生において重要です。

例えば、目標を定めない場合は選択肢が無数に広がっていきます。

そのため、なにからやればよいのかを選択する段階で決定を放棄してしまう事が多くなってしまいなにかやろうとして、その何かを考えるだけで終わってしまいます。

例えば
なんとなく部屋を片付けるようとする時は要注意です。

手当たり次第に片づけを行う人の多くは残す物を選択していく傾向がありますが、この方法では片付いている実感を得る事が難しいため途中でやめてしまう人が多いと思います。

しかし、捨てる物を選択していくと次第に整理が進んでいき片づけが進んでいき、物が減ったことで更に片づけをしやすくなります。

つまり、選択肢を整理する事は目標に向かうためには大切な要素となっています。

また、ジャム理論はマーケティングでは重要な戦略として考えられています。

陳列棚の商品が多すぎると購買意欲がなくなってしまいますし、少なすぎると多店舗へと行ってしまうため、その最善のバランスは常に検討されれています。

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