サトルネガティブ | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

心理学

サトルネガティブ

投稿日:2020年11月14日 更新日:

サトルネガティブは質問に対してどう答えても正解になる質問の仕方です。

サトルネガティブで使うのは基本的に否定疑問文です。

これは否定疑問文に対する答えを「YES・NO」で答える事は難しいため、質問なのか否定なのかを判断する事が難しいためです。

この曖昧な表現を使う事で他者の答えを最初から知っていたように振る舞う事ができます。

そのため、答えを知らないのに必ず正解します。

具体例

例えば占い師などの使うテクニックの場合

  1. 占い師「あなたが買った宝くじは当たっていない?」
  2. お客「はい、当たりました。」
  3. 占い師「そうですよね。今運気が上がっていますよ。」

この場合は「1」でお客は占い師から「宝くじに当たったのではないか?」と聞かれたと考えて回答します。

  1. 占い師「あなたが買った宝くじは当たっていない?」
  2. お客「はい、外れました。」
  3. 占い師「そうですよね。これから運気が上がりますよ」

この場合は「1」でお客は占い師から「宝くじは当たらなかったのではないか?」と聞かれたと考えて回答します。

このように、否定疑問文を使うと真逆の回答をしても相手の答えに対して臨機応変に対応する事ができる状態となります。

簡単に例えると後出しじゃんけんです。

まとめ

サトルネガティブは異なる意味を同時に二つ持つ文章を使う事で答えを言い当てたかのように他者を認識させる手法です。

基本的に誤解が生まれやすい発言はトラブルの原因となる事が多いため、日常生活では否定疑問文は使わない傾向が強いです。

しかし、このような文章を好んで使う人もいます。

このような言葉は短期間で好感度や信頼を上げるために使われるため、営業員・占い師・詐欺師などが使うテクニックとして知られています。

そのため、否定疑問文を使っていると感じた場合は、こちらが回答する前に、相手が何を指しているのかを具体的に確認する事が大切です。

そして、このような文章をストックスピールとしていくつか用意する事で円滑なコミュニケーションに役立ちます。

関連記事

 ストックスピール

アドセンス

アドセンス

-心理学

執筆者:

関連記事

透明性の錯覚

透明性の錯覚について 概要 透明性の錯覚は心を読まれていると錯覚する心理現象です。自分の内向的状態(精神面や個人情報)の情報伝達を過大評価してしまう心理的傾向で、ポジティブに表現すると「意思疎通を十分 …

ジョハリの窓

ジョハリの窓について 概要 ジョハリの窓(Johari Window)はコミュニケーションを円滑に行うために提案され分析方法の一つです。 基本的には「自分から見た自分」と「他人から見た自分」の違いにつ …

正常性バイアス(恒常性バイアス/日常性バイアス/正常化の偏見)

正常性バイアス(恒常性バイアス/日常性バイアス/正常化の偏見)とは 概要 正常性バイアスは自分にとって都合の悪い事を過小評価する心理です。多くの人は自分にとって都合の悪い事にはあまり興味や関心がないた …

反報性の原理(返報性の法則)

反報性の原理(返報性の法則)とは 概要 返報性の原理(へんぽうせいのげんり)は他人からなにか(物だけではなく言動なども含みます)を受け取ると「なにかお返しをしなければいけない」という感情を抱く心理です …

新奇恐怖症(ネオフォビア)

新奇恐怖症(ネオフォビア)とは 概要 新奇恐怖はネオフォビア(neophobia)ともいわれ、知らないものへの恐怖を指す言葉です。ネオフォビアの心理が働くのは生存本能による影響が強いです。多くの人は今 …

Google AdSense



管理人


あむぶろ
管理人情報


名前:

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: f81fd2e4c52864042852c112ce927ae2-1.png鈴木 歩(すずき あゆむ)

自己紹介:

日本の未来を支える若者を応援したいので
「有料情報よりも価値がある情報を無料で
提供する」事を目指しています。


ブログについて:

当ブログでは生活をするためには大切でも
学校では教えもらえない事をメインに
取り扱っています。
知識のみではなく価値観を見直す事のできる
情報を提供したいと考えています。

外部リンク

応援していただけると幸いです。

PVアクセスランキング にほんブログ村

あむぶろ 学校では教えてくれない事 - にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

にほんブログ村 投資ブログへ