インデックス投資(インデックス運用) | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

お金

インデックス投資(インデックス運用)

投稿日:2021年1月7日 更新日:

インデックス投資は株価指数など連動した運用成績を目指す投資です。

株価指数はその基準となる銘柄がある(日経225ならば東証一部に上場している日本を代表する225社の株価が対象)ため、その対象銘柄の推移に連動した価格変動が起こる傾向があります。

つまり、抽象的な印象として語弊を恐れずに伝えるならば「資産運用の専門家が重要だと考えている複数の銘柄にバランス良く投資できるのがインデックス投資」という認識を持っていただければ大きな差異はないと思います。
※初心者にも伝わりやすい表現を重視しています。

そのため、少額から始められる低リスクな投資方法となっているので資産運用の経験がない人が投資を始める際におすすめされることが多い手法です。

インデックス投資の概要

インデックス投資をおこなう際は、指数に連動するように設計されている商品(投資信託など)を購入します。
※このような商品の多くは「インデックス」と商品名に入っている事が多いです。

インデックスで扱われる代表的な指数

  • 日経平均(日経225)
  • TOPIX(東証一部上場企業)
  • S&P500
  • NYダウ

このような指数を目標としているインデックス商品が多く、いずれも複数の優良な株に分散投資が行えるようになっており、市場の動きに近い値動きをする事からインデックス投資は国に投資をするという感覚を持っている人もいます。

しかし、インデックス投資は手数料がかかっているため、その分のパフォーマンスが低下してしまうため、似たような商品でも成果が大きく異なる事があります。
※売買手数料や管理料などが運用益よりも多く発生してしまって元本割れしてしまう事もあります。

インデックス投資のメリット・デメリット

インデックス投資は少額から資産を分割して保有できるため、手軽に分散投資ができるのは大きなメリットです。

例えば

日本株を購入する際には通常は100株単位での購入が基本となっているため、1銘柄を購入するだけでも数十万円程(株価が数千円の株を100株購入する場合)の費用が掛かります。

しかし、1銘柄だけではリスクが高いのでリスクを下げるためには複数の銘柄に分散して購入して安定した運用を目指す事が基本です。

ところが、複数の銘柄を所有するためには多くの費用がかかりますが、多くの人はこのような費用を準備できないと思います。
※近年は1株(端株や単元未満株)でも購入できるような証券会社も増えてきました。

その点インデックス投資ならば複数の銘柄に一度に投資できるため、簡単に分散投資を行いリスクを抑える事ができますし、投資の知識が少ない状態でも比較的安全に投資を行う事ができるます。
※基本的にリスクとリターンは比例するため、インデックス投資はリターンも少ない傾向があります。

このようにインデックス投資をするメリットは多いですが、手数料が発生しているため本来のパフォーマンスよりも利益が低下しています。

ここで注意して欲しいのは「リンゴの苗を初めて買う人は、その苗が本当にリンゴの苗なのかわからない」という点です。

インデックス投資は初心者でも始めやすく敷居が低いですが、なんの勉強もせずに初めてしまうと「苗が成長して美味しい果実が実る」と思っていたのに大きく成長してから「一生懸命育でたのに周囲の草木を枯らすだけの迷惑な雑草だった」という事実に気が付くという事になりかねません。

実際の資産運用の場合は「元本割れして大きな損失を出す」という状況になってしまいます。

そのため、多くの投資家はしっかりと情報収集や分析を行ってインデックス投資についても理解を深めますし、個別銘柄の分析も積極的に行って1つの銘柄に絞って集中投資を行う事はせず、自身でポートフォリオを構築して利益率が高くリスクを抑えられるようなバランスを日々模索して調整を繰り返した分散投資を行っています。

まとめ

インデックス投資は複数の資産を分割して保有する事でリスクを抑えた安定性の高い投資を行う事ができます。

そのため特に、始めたばかりで投資資金が少ない人は株を単元(100株単位)で複数所有する事は難しいです。

そこでインデックス投資によって少額で複数の銘柄に分散して投資ができるような商品ができたため、将来価値(FV/ファンダメンタル・バリュー)の予想が定まらない人でも大きな失敗が少なく少額で始められるため、初心者でも手軽に始められます。

しかし、インデックス投資は短期的に大きな利益を得る事はとても難しく、長期間の間に積み上げていくイメージで運用する事が望ましいです。

仮に指数が大きく下がっても損切(ロスカット/スロップロス)を行わずに難平(ナンピン)をしていく事でインデックス投資の長所を活かす事ができます。

特にインデックス投資のリスクが少ないというメリットは時間分散を行う事でより安定的な資産となるため、長期的な運用を目標としているiDeCo・個人型確定搬出年金や積立NISAなどではその長所がより活かされやすいです。

そのため、インデックス投資の積み立て設定をしている人も多い反面、保守的な投資で値動きも少ないため、投資をしている実感が少ないので他の方法を試したくなる人も多いです。

インデックス運用がローリスクローリターンなのに対し、リスクもリターンも増やしたのがアクティブ運用が気になる人も多いと思います。
アクティブ運用は収益性が高いと想定される有望な銘柄への配分を多くする事で、インデックス運用よりも多くのリターンを目標としていますが、手数料も多くなりやすい傾向があるのが特徴です。

そのため、狙った通りの成果がでればインデックス運用よりも多くの利益が期待できますが、狙いとは異なった結果となってしまうとインデックス運用よりも利益が少ないです。

また、このように株価が上昇する事で利益がでるインデックスやアクティブとは異なり、インバースと呼ばれる株価とは逆で空売り(信用売り/ハタ売り)のような動き(株価が上がれば価格が下がり、株価が下がれば価格が上がる)をするものもあります。

備考

インデックス投資はインデックス運用とも呼ばれます。

関連記事

アドセンス

アドセンス

-お金

執筆者:

関連記事

スタグフレーション

スタグフレーションとは 概要 スタグフレーションは物価が上昇しても景気が良くならない状態です。スタグフレーションをわかりやすく表現すると「物価が上がるのに給料が下がる状態」をイメージしてもらえればわか …

ノーワーク・ノーペイ

ノーワーク・ノーペイは「働かなくして給料なし」という原則です。ノーワーク・ノーペイは会社などの組織の基本概念で、働いた分についての給料を支払わなくてはいけませんが、働いていない分についての給料は支払う …

株主優待

株主優待は企業が株主に対して、利益を現金以外の形で還元するものです。株主優待を行っている上場企業は数多くあり現在1500社程度あります。しかし、上場している全ての会社が株主優待を行っているわけではあり …

リーマンショック(サブプライショック)

リーマンショックは2008年に起きた世界的な金融危機です。リーマンショックの株価下落率は1カ月で約30%、2か月で約40%の下落を記録し戦後最大の下落となりました。そして、この下落の影響は株価だけにと …

ボラティリティ(ボラ)

ボラティリティ(Volatility)は価格の変動を表現しています。ボラ(ボラティリティの略)が大きいと表現される場合は価格の変動が激しい事を意味しています。そのため、ボラが大きいほどリスクも大きいで …

Google AdSense



管理人


あむぶろ
管理人情報


名前:

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: f81fd2e4c52864042852c112ce927ae2-1.png鈴木 歩(すずき あゆむ)

自己紹介:

日本の未来を支える若者を応援したいので
「有料情報よりも価値がある情報を無料で
提供する」事を目指しています。


ブログについて:

当ブログでは生活をするためには大切でも
学校では教えもらえない事をメインに
取り扱っています。
知識のみではなく価値観を見直す事のできる
情報を提供したいと考えています。

外部リンク

応援していただけると幸いです。

PVアクセスランキング にほんブログ村

あむぶろ 学校では教えてくれない事 - にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

にほんブログ村 投資ブログへ





Verified by MonsterInsights