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薬物依存症

投稿日:2020年8月3日 更新日:

薬物依存症とは

概要

薬物依存症は薬物を使っていないと「不快」や「不安」な状態になってしまい「使用を辞めようとしても辞められない」状態です。

薬物依存症となる主な要因としては違法な薬物を繰り返し摂取する事で得られる高揚感・幸福感などの気持ちが忘れられなくなってしまう事で薬物乱用は起きてしまいます。

薬物を繰り返し使用している薬物の効果が切れると「薬物を摂取したい」という気持ちが強くなるため、使用できないと強いフラストレーションが蓄積していきます。

薬物の離脱症状(薬物の成分が体から抜ける時の症状)はとても強く、自らの意志とは関係なく体が薬物を求める(薬物を辞めようとしても禁断症状がでる)ため、薬物に一度手を出すと依存症の影響によって、薬物使用をやめる事ができなくなり日常生活に問題(家庭内のトラブルによって家族が崩壊したり、仕事が手につかなくなって解雇されてしまう)がでるようになってしまいます。

そのため、日本では薬物の所持などが法律によって禁止されています。

代表的な違法薬物

  • 覚せい剤
  • 大麻(マリファナ)
  • 合成麻薬
  • LSD
  • MDMA(エクスタシー、ラブドラッグ)
  • コカイン
  • ヘロイン
  • 有機溶剤(シンナーなど)
  • 危険ドラッグ

薬物依存症の症状

  • 不眠
  • 自傷行為
  • 歯が抜ける
  • 瞳孔が開く
  • 食欲不振
  • 幻覚・幻聴
  • 意識が希薄になる

薬物依存症の人に多い行動

  • 肌を隠す・肌を黒くする
    目の下のクマや自傷の痕を隠すため
  • インプラント
    歯がボロボロになるために自分の歯がなくなります
  • サングラスを常用する
    瞳孔が開きすぎて眩しい
    開きすぎた瞳孔を隠すため
  • 情緒不安定になる
    急に笑ったり、泣きわめいたり、怒ったり精神状態が安定しなくなります。
  • 支離滅裂な言動が現れる
    幻覚や幻聴のため現実との区別がつかなくなります

薬物依存の特徴

薬物依存は精神的な依存に留まらずに、身体的な依存を及ぼす依存症です。
つまり、薬物を始めると精神だけではなく身体も蝕まれていきます。

そのため、薬物の使用を止めようとしても使用者の意志でやめる事は難しい(体が薬物を求めます)です。
※煙草(ニコチン)やお酒(アルコール)も薬物として考えられる事もあります。

薬物摂取を長期間続けていると慢性中毒となり体力が低下(病原体や寄生虫によって病気にかかりやすくなります)したり、脳や内蔵を破壊します。

近年はインターネットの普及に伴い、携帯電話(スマートフォン)で多くの情報を閲覧する事ができるようになりましたが、その影響で薬物の入手方法も身近な所まで迫ってきています。
※SNSでやり取りされる事も多いようです。

そのため、好奇心から薬物に手をだして亡くなってしまう人もたくさんでています。
※薬物の急性中毒(一度に大量の薬物を乱用)して死亡する事もあります。

薬物を使用している人が身近にいる場合は使用者を交渉して辞めさせる事は危険なので避けてください。

これは薬物の使用者と交渉している人が巻き込まれてしまうリスクが非常に高いためなので辞めるように交渉はしないでください。

大切な人であればあるほど、法的措置も考慮し強制的に薬物との縁を切らせる覚悟が必要です。

もしも歯止めが利かなくなってしまうと、その大切な人が発作的に他者に危害(暴行・傷害・殺人などのリスク)を加える可能性や、凶悪な事件・事故の引き金となってしまう事もあります。

しかし、刑務所に服役する事で出所後はさらに薬物にはまる人も多いです。

この背景として考えられているのが、刑務所内には薬物依存症の人が多くいるため、その人たちとの交友関係が広がり独自のコミュニティを形成してしまう事が問題視されています。

このような事から、一度薬物依存になってしまうと例え刑務所に服役し長期間使用せずに過ごせても、出所後は再び薬物に依存してしまう人が多いです。

更に、薬物を販売している人から買っていた場合、売主は何度も繰り返し販売しようと接触してくるので、普通の人よりも誘惑が多いです。

また、薬物の使用方法・使用場所が連想されるようなものを見てしまうだけで薬物依存時の記憶がフラッシュバックする人も多く、薬物依存から抜け出すのは想像以上に困難です。

まとめ

薬物を始める人の多くは「一度だけなら大丈夫」「いつでも辞められる」と思って始めます。

しかし、一度始めると自分の意志でやめる事もできず、理性で制御する事もできなくなってしまう事から、所持・売買・譲渡・使用が禁止されています。
※身体依存が弱い物もあるようですが、実際に初めてしまうとそれだけで終わらない人が多いようです。

医師・看護師・薬剤師などの薬物に関する知識を持っている人や、中には薬物依存の患者を担当している人ですら、薬物を初めてしまうと抜け出す事ができないので、専門知識すらない人が簡単に辞められると思う方が不自然です。

薬物依存の状態から自らの意志で依存から抜け出し一定期間薬物の依存状態から抜け出せても、些細な切っ掛けで再び依存してしまう人が多いです。

日本では覚せい剤が比較的多く使用されていますが、使い続けると精神病を発症する可能性が高く、人格障害もおこります。
※脱法ハーブと呼ばれる物の中には死をもたらす物もあるようです。

そのため、一番最初の段階で薬物使用の誘いを断る事がとても重要です。

普段からストレスが多い人はこの誘いに乗ってしまいやすいので、ストレスの良い発散方法や普段からストレスを貯めこまないようにすることも重要です。

備考

薬物依存症は過去に薬物中毒と混同されていました。
近年は概念が確立され、依存と中毒は別の状態として考えられています。

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