EQ(Emotional Inteligence Quotient)は心の知能指数と呼ばれています。
EQは感情を測定する指標で、感情に対しての認識・理解・抑制・表現などを数値化したものです。
EQが高い人は文学・芸術・音楽などの表現する分野で高い評価を得る事ができます。
このような分野で生まれつき高い能力を持つ人はタレンテッドと呼ばれています。
日本の学校教育ではこのような表現能力に関する分野を伸ばす取り組みは少ないです。
また、EQは感情を読む能力も高いため、他者がなにを求めているのかを見抜く能力が高い反面、嘘や偽りなどを見抜く能力も高いため悩まされる事も多いようです。
EQとIQの違い
IQ(アイキュー)は論理的思考能力を測定する指標で分析、推測、理論などを判断する指標です。
一つの明確な答えを導く能力を測ります。
それに対し
EQは感情能力を測定する指標です。
答えのない感情に対する能力を測ります。
他者の感情を読み取ったり、自分の感情を表現する能力の指標です。
また、表現する能力には自信を抑制し、平静を表現したり、怒りを表現する能力も含まれ、総じて感情をコントロールする能力と言えます。
まとめ
感情の抑制能力が高い人は社会的に成功しやすいと言われ、感情の起伏に左右されない冷静な対応ができるためとされています。
しかし、感情を抑制する能力が高いだけでは成功できません。
社会では偏った能力だけでは物事を多面的に見る事が難しく、不利になる事が多いです。
多面的な視点と、柔軟な思考、つまり、IQとEQの両方の能力が高水準に備わる事で、社会的に成功しやすいです。
他者の気持ちを理解する事はもちろん論理的思考能力も求められます。
感情で動く人は感情の変化で行動理念が変化してしまうため、周囲からの信用を得る事が難しいです。
特に、多くの人が信用にお金を払うビジネスの世界で成功する事は難しいです。
信用にお金を払うというのは、ハイブランド商品のように今までの実績から不良品に対する対応や、その後の補修などの要素が充実している場合に信用が高まり値段が高騰します。
備考
EQは1989年にアメリカのピーター・サロベイ博士とジョン・メイヤー博士によって発表された比較的新しい理論で定義が確立していません。