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心理学

5秒ルール(5秒の法則)

投稿日:2019年12月17日 更新日:

5秒ルール(5秒の法則)について

概要

5秒ルールはやる気を出す方法です。

どうしてもやる気がでない時がある人も多いと思います。
また、やる気をだして始めたとしても三日坊主になってしまう人も多いと思います。

しかし、多くの人は基本的に怠けるようになっています。
これは遺伝子的に体力をなるべく残す事で生存に有利だったため、生物としてやる気がない状態の方がむしろ自然な状態です。

それでも、現在の社会ではやる気を出さないといけない事も多いので、そんな時に是非行っていただきたいのが5秒ルールです。

このルールは単純で5秒数えたら行動に移すというルールを実行するだけです。

多くの場合で行動しようと思っても先延ばしにすることがあると思います。

例えば寒い日の朝、お布団からなかなか抜け出せないですよね。
そんな時は5秒ルールを実行してください。

声にだしてもいいですし心の中で数えるだけでも大丈夫です。

行動に移せない理由

人は生き残るために様々な生存方法を遺伝的に継承してきました。

この、遺伝的に継承された中には体力を温存させるため、即断で行動に移せない場合には行動に移さない理由を探す事も含まれています。

即断で行動に移さない時に諦める理由などの言い訳や疑問などが脳裏に浮かんでくると思います。

このような思考が始まると行動に移さないための時間が長くなっていき行動を抑制してしまいます。

つまり、朝お布団から抜け出せないのは生存本能です。
特に冬場は寒いお布団の外にでるよりも暖かいお布団の中にいるほうが当然活動量が少ないため体力を温存できますす。

また、現状維持をする事で脳への刺激も少なく、脳の活動レベルも低く抑えられます。
怠け者なわけではありません。
生存本能として遺伝子に刻まれた標準機能です。

しかし、布団の中にいつまでもいるわけにはいきません。

ではどうするか、5秒ルールを実行しましょう。

5秒ルールのポイント

5秒ルールのポイントは、小さな目的を決めて目的を果たす事で起こるメリットを明確にする事です。

先ほどのお布団から出るシチュエーションで具体例を考えてみます。

  1.  お布団をどかさなければいけません。
  2.  お布団をどかせば一歩前進であとは起き上がるだけです。
  3.  お布団を早く抜け出せれば時間に余裕が生まれます。
  4.  時間に余裕が生まれればしっかりと準備をしてから家を出る事ができます。
  5.  身だしなみを整え好感度を上げたり、早く出社して仕事を消化するのもいいと思います。
  6.  好意を寄せている方からの好感度があがったり、上司からの評価があがります。
  7.  好感度が上がれば関係が良好になったり給料が上昇する可能性があります。

毎日の積み重ねなので、すぐに効果は表れないと思います。
この日々の積み重ねを行える方は将来が明るいと思います。
そして、慣れてくると知識や直観、心が反応したら、行動に移せるようになります。

5秒ルールが有効な理由

アメリカのウディ・アレンは「始めさえすれば、八割成功したのと同じだ」と言っています。
これは行動する事で、一貫性の法則が生まれるため、自然と行動が続きます。
また、パブロフの犬のように5秒数える事をやる気スイッチにし、習慣づける事で、行動に移すのが次第に楽になっていきます。
習慣化されるまで頑張れば、あとは体が勝手に動くようになります。

5秒以内に行動を決めるというのは本能に近いです。
しかし、5秒ルールを実行し続けた方は、感情的にならずに物事を冷静に、自分の価値観ややりたい事を尊重しながら、行動を自由に選択できるようになっていきます。

最後になりましたが5秒ルールを推進している人はこう言っています。

私たちは現状維持するようにできています。
その日の気分は選べません、しかし、思考や取る行動は常に選べます。
それを理解することができれば、明るい未来は、自然と切り開かれていきます。

ゆっくりと、確実に、5秒間ずつ

by メル・ロビンズ

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