スーパーホワイトは個人信用情報の履歴がない人です。
個人信用情報はお金に関する取引履歴で、スーパーホワイトの人はこの履歴が残されてません。
基本的にお金を使った事がない人はいません、しかし、お金の使用履歴が残らない人がいるのは不思議に思うかもしれません。
これは、個人情報とお金の流れが毎回お店で確認されるわけではないためです。
具体例
コンビニで100円のチョコレートを買うAさんとBさんがいるとします。
Aさんはチョコレートを現金で購入します。
現金に個人情報は書いてありませんし、販売するコンビニ側も個人情報は控えません。
そのため、Aさんの購入したチョコレートはだれが購入したのかはわかりません。
Bさんはチョコレートをクレジットカードで購入します。
コンビニはクレジットカード会社から代金をもらいます。
そのため、クレジットカード会社ではだれがどこでいくら支払いをしたのかが履歴として残ります。
つまり、Aさんの取引は履歴に残らず、Bさんの取引は履歴として残ります。
このようにお金に関する全ての履歴があるわけではありません。
信用情報として履歴が残るお金
多くのお店では個人情報を提示することなく商品を購入する事ができます。
しかし、クレジットカードやローンの情報などのデータとして履歴が残る情報は個人情報とお金の用途などのデータが保存しやすいため記録として管理される傾向が強いです。
その中でも、負債などの情報は、お金を貸す際の判断材料となる事もあり、信用情報を取扱う機関を通して共有するなど、特に履歴が残りやすいです。
しかし、全ての履歴を管理するわけではありません。
基本的には一定の保存期間が定められていて、その期間が満了したら履歴はなくなります。
似ていて異なるホワイト
スーパーホワイトに似ている用語でホワイトという用語があります。
ホワイトもスーパーホワイトも個人信用情報が白紙(ない)の人です。
ホワイトは個人信用情報は履歴の保存期限が過ぎて履歴が全て無くなった状態です。
しかし、ホワイトは過去に金融事故(長期延滞、債務整理、強制解約、自己破産など)を起こし一定期間の間、信用情報を残せるような取引をできなかった人が多いです。
そのため、金融事故を起こしても一定期間を過ぎれば信用がマイナスではなくなるという事です。
しかし、スーパーホワイトはこの過去の履歴すらありません。
つまり、お金の履歴が残るような取引を一切したことがない人です。
スーパーホワイトのデメリット
スーパーホワイトは過去に金融事故を起こしたことはありません。
現金のみで取引をしている誠実な生活を送っている人の可能性が高いです。
しかし、履歴が残っていないためスーパーホワイトとホワイトを見分ける事が難しく、ホワイトとして扱われる事もあります。
特にクレジットカードの履歴が抹消されるまでには数年かかる事から、20代前半のスーパーホワイトに対しては現金で過ごしていた可能性も考慮されますが、20代も後半を過ぎると履歴が抹消された可能性が増加する事からスーパーホワイトはホワイトと疑われる事が増加します。
ホワイトとして扱われるという事は過去に金融事故を起こしていると疑われる事です。
そのためお金に対しての信用度が低く、管理・支払い能力に疑問を持たれ、借入やクレジットカードの申請を行う際に信用度が低い状態となってしまいます。
そのため
- 借入の際は利回りが高い、借入額が少なく設定される。
- クレジットカードの審査は通らない。
このような事が想定されます。
まとめ
将来家や車を購入する意志がある人はスーパーホワイトのままでは借入を行う事が難しいです。
そのため、クレジットカードを作成し、取引の履歴を残す事で将来に備える事ができます。
クレジットカードはただ作ればいいわけではなく、引き落とし日に残高を残しておく、一括払いで支払いを行う事が大切です。
また、クレジットカードにはランクがあるため、ランクの良いクレジットカードを作成する事で信用が上がります。