ゲーム依存症はゲームをする事で日常生活に支障が出るようになる状態です。
昔は家のテレビを使ってゲームをする家庭用ゲーム機が主流でしたが、近年はスマートフォンでできるようになったため、以前よりも手軽に楽しめるようになった反面、ゲーム依存症になる人が増加しています。
1983年に家庭用ゲーム機のファミコン(ファミリーコンピューター)やゲーム&ウォッチなどが販売されてから需要が大幅に増えいきました。
そのため、1970年代以降の人はゲームに対しての偏見が少ないため、この年代を境にゲーム依存症になる人の数に差があり、若年者ほど多い傾向があります。
※ゲーム依存症は年齢が低いほど短期間で重層化しやすいため注意が必要です。
ゲーム依存症の症状
- ゲームのプレイ時間や頻度を自分で制御できずに常にゲームをしたいという気持ちがある
- 日常生活におけるゲームの優先順位が高すぎる
- ゲーム以外への興味や関心がなくなる
- 課金するために生活費を削る
- 生活面などで問題がでてもゲームを継続する
- ゲームをするために嘘をつく
- 現実とゲームの境界が曖昧になる
ゲーム依存症による問題点
- 長時間目を酷使する事で視力が低下されるとされています。
- ゲームに没頭すると時間を確保するために睡眠を後回しにしてしまうため健康被害や思考力の低下が起きます。
- 依存症に共通する症状として、行為(ゲーム)をしていない際のストレスが強くなり、感情的・衝動的な面が強くでやすくなります。
- ゲーム以外のコミュニケーションが減少し社会的に孤立しやすくなります。
- 課金をし過ぎて経済的に苦しくなります。
- ゲームをしている時間が長くなりトラブルが増えます。
ゲーム依存症
ゲーム依存症の背景にはインターネットの復旧があります。
従来のゲームは物理的なソフトを購入してプレイするため、そのゲームを購入した段階で支払いは終わり、ゲームの内容も終わりが見えるものでした。
しかし、近年のゲームはネットワークに繋がっているため、ある程度の期間毎に開発側がアップデートを行います。
そのため、従来と異なり開発側の更新が終わらなければゲームの終わりはなく、効率よく進めるために常に課金をするような状況が増えました。
このような状況でゲーム依存症になると終わりがないゲームを延々とプレイしてしまうようになります。
その結果ゲームのプレイ時間や課金額が次第に増えていき、ゲームをするために学校や仕事を休むようになります。
当然周囲からゲームをやめるように言われますが、本人はそれでもゲームを辞める事ができません。
周囲から何度も止めらているうちにゲームをするために嘘をつくようになります。
しかし、その嘘も次第に通用しなくなり周囲から見放され昼夜問わずに引き籠ってゲームをする様になってしまいます。
この状態まで来てしまうと生活は破綻し社会復帰も大変になってしまいます。
ゲーム依存症にならないための注意点
- コミュニケーションをとりましょう。
- ゲームをしない日を決めましょう。
- ゲームの場所や時間を決めてゲームをしましょう。
- 夢中になれる事を探しましょう。
- 外出して体を動かしましょう。
まとめ
ゲームのプレイ時間が長くなってきたと感じたら注意が必要です。
また、ゲームのプレイ時間が長い人がいる場合はゲーム以外の楽しみを見つけるように協力する事が重要です。
依存症に共通するのはやめようとしてもやめる事が難しいということです。
そのため、早期に改善する事が望ましいです。
初期状態の場合はゲーム以外の楽しみ(代替行為)を行う事でなるべくゲームから意識を遠ざける事は有効な対策です。
近年はゲーム依存症の人が増加したため、病気としても認知されました。
そのため、医療機関でも治療が行われるようになりました。