親殺しのパラドックス | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

雑学

親殺しのパラドックス

投稿日:2020年11月1日 更新日:

親殺しのパラドックスは過去に戻り自分が生まれる前に親を殺した場合、自分が存在できるのかについての思考実験です。

親殺しのパラドックスは、タイムマシンのように過去に戻れるという前提での推測となるため、論理的な矛盾が多く様々な仮説があり答えはわかりません。

親殺しのパラドックスの概要

親殺しのパラドックスは、親を自分が生まれる前に遡って殺害するとどうなるのかとう単純な疑問です。

しかし、親を自分が生まれる前に殺してしまう場合、自分が存在する条件が整わなくなってしまいます。
そのため、自分が生まれなければ親が殺される事はありません。

このように親殺しのパラドックスは論理的矛盾が発生するため、タイムトラベルはできないという考えがあります。

しかし、そのような事象が起こらない(親を殺そうとしてもできない)ため、自分が存在している可能性や、その時間軸とは別の軸が発生するという考えもあります。

親殺しのパラドックスの本題

親殺しのパラドックスは自分の存在の有無に限ったものではなく、不可逆性を用いた例の一つにすぎません。

例えば、親である必要はなく、祖父母でもこの論理の矛盾は発生します。
また、仮に過去に戻る方法が発見された場合、過去に戻る方法の発見者を抹殺しようとする人は、親を殺そうとする人よりも多いはずです。

このように、親殺しのパラドックスが親である必要性はありません。

この問題を突き付けめて考えると、世界の創生から考える必要がでてきます。
しかし、世界の創生については未だに解明されていないため、一般的な人には確定的な回答を導く事は難しいです。

まとめ

親殺しのパラドックスのような過去に戻る事で問題が起きたり、過去を変える事で未来が変わるのは、アニメ・漫画・ドラマ・映画などの設定でも多いため、一度は考えた事がある人が多いと思います。

しかし、過去の事象はどんな些細な事でも時間経過と共に大きな影響へと変化(バタフライ効果(バタフライエフェクト))します。

そのため、些細な事象の変化でも大きな論理的な矛盾を生む事となります。

関連記事

 パラドックス
 バタフライ効果(バタフライエフェクト)

アドセンス

アドセンス

-雑学

執筆者:

関連記事

ナッシュ均衡

ナッシュ均衡について 概要 ナッシュ均衡は非協力状態における硬直状態のことです。ナッシュ均衡は参加者がルールに従って個人の利益の最大化を図るときに陥る状況です。三つ巴をイメージしていただければわかりや …

臨界期仮設

臨界期仮説は一定の年齢までに学習を行わない場合、能力を取得するための難易度が上がるという仮説です。臨界期仮設では言語取得の際の年齢が重要な要素となっている事が特に注目され定説とされているため、日本語教 …

シュレディンガーの猫

シュレディンガーの猫は事象を確認するまでは予想に過ぎず、確認する事で事象は確定するという理論の例です。シュレディンガーの猫は量子力学における思考実験です。この思考実験のポイントは猫の生死が確認されるま …

アヴェロンの野生児(ヴィクトール)

アヴェロンの野生児(ヴィクトール)とは 概要 アヴェロンの野生児(ヴィクトール)は自然界で育った少年で「野生児」と呼ばれるカテゴリーに分類される少年です。基本的に野生児(野生人)の多くは言語などの文明 …

世界五分前仮説

世界五分前仮説とは 概要 世界五分前仮説は「世界は五分前に始まった」という思考実験における仮説です。多くの人は「5分以上前からこの世界はある」と認識していると思いますが、実際に私たちには”5分以上前の …

Google AdSense



管理人


あむぶろ
管理人情報


名前:

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: f81fd2e4c52864042852c112ce927ae2-1.png鈴木 歩(すずき あゆむ)

自己紹介:

日本の未来を支える若者を応援したいので
「有料情報よりも価値がある情報を無料で
提供する」事を目指しています。


ブログについて:

当ブログでは生活をするためには大切でも
学校では教えもらえない事をメインに
取り扱っています。
知識のみではなく価値観を見直す事のできる
情報を提供したいと考えています。

外部リンク

応援していただけると幸いです。

PVアクセスランキング にほんブログ村

あむぶろ 学校では教えてくれない事 - にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

にほんブログ村 投資ブログへ





Verified by MonsterInsights