現状維持バイアス | あむぶろ 学校では教えてくれないこと

心理学

現状維持バイアス

投稿日:

現状維持バイアスは変化や知らないものを避ける心理です。

人は安定を求める思いが強く、わからないものを恐怖として認識します。
そのため、現状維持しようとする傾向が強いです。
これには複数の心理的作用が働いています。

作用している心理効果

  • 一貫性の法則(途中でやめたくない心理)
     現状を変える事に抵抗を感じます。
  • 損失回避性(失いたくない心理)
     現状を変える事で起こる損失を回避しようと考えます。
  • 保有効果(手放したくない心理)
     現状の安定を手放したくないと思います。

具体例

恋人と付き合う期間が長くなるほど言動などで気になる点が多くなっていくと思います。
中には絶対に許せない事もでてくるかと思います。
しかし、そのまま交際を続け、現状維持をしてしまう傾向が強いです。

本来ならば別れるべき問題があっても交際期間が長いと別れる選択が難しくなります。
これは内面的な問題だけではなく、周囲からの影響もあります。

問題を解決しようと、調べたり、他者から意見を求めたりすることで、さらなる問題点を発見したり、別れないほうがいいという意見を聞く事もあると思います。
そうした多くの情報があると人は迷ってしまい、最終的にそのまま別れず時間がたち、問題が大きくなっていきます。

そして後悔します。

これは現状維持バイアスのよって現状維持した結果、最終的に後悔してしまう埋没費用効果も働きます。

現状維持バイアスによるデメリット

現状維持を目標にすると、それ以上は求めません。
しかし、目標が達成できない時はきます。
そのため、現状を維持できず後退していきます。

仮に現状を維持できたとしても、周囲は前進していく中で現状維持をしていては、取り残されてしまい、相対的にみると後退してしまいます。

現状維持バイアスの対策

現状維持バイアスを克服するためには現状を把握する事が重要です。
今置かれている状況を理解する事で改善点が見えてきます。
また、改善案はメリットだけでなく、デメリットも把握してください。
しっかりしたリスクマネジメントは重要で、これが行われないと、失敗したときの恐怖が大きくなり、現状維持バイアスの影響をより受けるようになってしまいます。
第三者の視点を取り入れる事で、客観的な視点からの意見を聞けるため、正確な認識を持てます。
そして、周囲にやる事を具体的に宣伝すると、怠けてできなくなりそうなときに、周囲からの応援もいただけます。

まとめ

現状維持バイアスは誰でも起こる現象で、現状の期間が長ければ長いほど、現状を維持しようとする気持ちが強く働きます。

前進しようとすることで、知識や経験、交友関係など、数字でわかりにくい成果がでます。
しかし、事前に調査や準備を行っていても見落としがあり、損失を招く恐れもあります
この見えない恐怖が大きいため、自己防衛機能として、現状維持を選択しやすい傾向があります。

それは現状で問題がなかったという思いがあるためです。
しかし、「一寸先は闇」と言われるように、現状は勝率の高い賭けをしているだけです。
人生に絶対はありません。

その賭けに負けた時の備えは必要です。

まずは一歩踏み出してみてください。
「はじめさえすれば、もう八割成功したのと同じだ」とも言われます。
昔無駄に思えたことが、必要だったと思える日は意外とすぐ来るかもしれません。

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-心理学

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