新奇恐怖症(ネオフォビア) | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

心理学

新奇恐怖症(ネオフォビア)

投稿日:2020年6月16日 更新日:

新奇恐怖症(ネオフォビア)とは

概要

新奇恐怖(しんきせいきょうふ)はネオフォビア(neophobia)ともいわれ「知らないものへの恐怖」を指す言葉です。

基本的にネオフォビア(neo:新しい、phobia:恐怖症)の心理が働くのは生存本能による影響が強いため多くの人は「今まで経験したことがない新しいものや出来事」に遭遇すると必要以上の「不安」や「恐怖」といった感情を無意識に強く抱くのが一般的なため「未知の状況に飛び込む」よう言動を避けようとする心理がはたらく傾向が強いです。

例えば

  • 初めて会う人といきなり友達と話している時のように会話を弾ませる事ができる人は少ないと思いますし、そのような事ができる人はコミュニケーションを繰り返し行ってきていて「新しい人との出会い」に慣れているため「新しい経験」ではなくなっている事が多いです。
  • 生まれて初めて目にする食べ物には強い警戒心をもって食べるのを拒むなどの傾向が現れます特に子供などは潜在意識の影響を強く受けるため”食わず嫌い”のような食品があるのも珍しくはありません。

このような心理学的な傾向は生存確率を伸ばすためにリスクを避ける(不確定な要素を減らそうとする)本能の影響が強く働いています。
現状維持バイアス(現状を維持しようとする心理)や熟知性の原則(理解する事で好感を得る)などの心理作用も影響しています。

しかし、このような拒否反応が強いのは最初だけで徐々に慣れていくため嫌悪感も日に日に軽減されていきます。

また、新奇恐怖症は”わからないもの”に対して抱く感情であるため知識・経験の中から推測する事ができるレベルの出来事は未知の要素が減るため不安や恐怖も軽減されます。

つまり、知識や経験が豊富だと未来に対して大まかな想定ができるので恐怖や不安も少なくなる傾向があります。

具体例

新奇恐怖(ネオフォビア)は様々なシーンで起こりますが、近年話題となっている転職市場や飲食店に対して起こる一般的な心理を具体例としてあげます。

転職市場での具体例

社会人の場合は会社に不満があっても転職して新しい職場に移る事に対して強い警戒心を持つ人が多いです。
※日本の転職市場は特に流動性が低いといわれています。

その一方で転職回数が多い人や自分で会社を設立する人もいますが、このような人は恐怖心や警戒心がないわけではなく「過去に類似した状況を経験したことがある」「大枠ではあるもののある程度の予測がついている状態になっている」などの状況の人が多いです。

飲食店の具体例

近年は飲食店といえばファミリーレストランやテイクアアウトもできるジャンクフードを販売するフランチャイズ系の飲食店が増加傾向にあります。

これはどこの店舗でも同じような味の商品が販売されているため、お店選びで失敗する可能性はほとんどない安心感があります。

その反面、昔ながらの個人経営の飲食店は店舗数を減らしています。

昔ながらの店舗は初めて入店する際の敷居がとても高く感じる人が多いです。

これは個人経営のお店はそのお店独自の味付けがありますし、近年発展しているインターネット上の評価サイトでも「おいしい」という判断基準が千差万別であるため自分の味覚に合うかかわかりませんし、お店の雰囲気も千差万別で写真を見ただけでは不明瞭な点が多く、わからない要素が多いため入りにくいお店になってしまっています。

その結果、個人経営のお店に初めて入る時は不安を抱き、それを避けてフランチャイズ系の手堅いお店へ足を運ぶ機会が増えてしまいます。

まとめ

人は生存本能として理解できないものを遠ざける傾向があります。

しかし、わからない事を理由に避けているだけでは成長する機会を逃してしまう一方です。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」といわれるように失敗しても若いうちならばやり直しがきく可能性が高いですし経験や知識は将来的に役に立つ可能性が高いです。
※若年者に対しては周囲の大人も”若いから”と失敗を多めに見てくれる傾向がありますがそれなりの年齢の大人が若い子がするような失敗をしていたら呆れられてしまう可能性も高いです。

しかし、ここまで理解していても実際に挑戦できる人は少なく、世間では「知識を与えられて実践できる人は100人に1人、実践した人の中で継続できる人は100人に一人」だと言われています。

さらに最近の若年者はバブル崩壊後の経済が日に日に衰退していく中で育った人も多く、幼少期に経済が縮小していき貧困家庭に生まれた事から貧しい日常生活が心身に刻み込まれている事から節約・倹約意識が高い人や、十分な教育を受けることができなかった事で社会人になってからも十分な収入が得られずに自由に使えるお金も少なく夢や欲望を常に抑制して育った人も多いと思います。

このような環境の影響かは定かではりませんが”ゆとり世代”の中には「どうせできない」「やっても無駄」という考えを持つ人や警戒心が強く保守的な行動をとる人が多いです。

また、昭和から平成にかけて日本の経済が大きく衰退した影響を受けてか日本人の貯蓄率は世界でも高いといわれています。

誰しも恐怖や不安な感情を覚える事はありますがその感じ方は人によって異なります。

それを軽減するために日々勉強し、知識を身に着ける事で緒戦に対する不安感を軽減する事ができます。

考える事をやめてしまうとそこで立ち止まってしまうので可能性が奪われてしまうので毎日新しい事を吸収できるようにしたいですね。

備考

新奇恐怖症は恐怖症の一種で、新奇(新しいこと)への恐怖を指しています。

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