損失回避性(損失回避の法則/プロスペクト理論) | あむぶろ 学校では教えてくれないこと

心理学

損失回避性(損失回避の法則/プロスペクト理論)

投稿日:2020年1月11日 更新日:

損失回避性は、利益から得られる満足感よりも、損失による不満感を大きく評価する心理です。
つまり、損をしたくないという感情が強いという事です。

人は失う事に対して強い嫌悪感を示します。
これは生き残るために遺伝的に継承してきた生存本能が働くためです。
失うという事は体力を多く消耗する事です。
このため、現状維持をする事で失うリスクを回避できるのならば余計なリスクは回避し、現状維持に努めます。

具体例

1万円得る事よりも、1万円失う事の方が苦痛を伴います。

A 無条件で1万円得る。
B コインを投げて表なら2万円得る。

Aを選ぶ傾向が強いです。

B コインを投げて表なら2万円得る
C コインを投げて表なら3万円得る、裏なら1万円失う

Bを選ぶ傾向が強いです。

ここまでは期待値1万円の例です。
しかし、ある一定の値を超えると損失回避性が有効ではなくなります。
これには個人差があります。

宝くじの期待値は掛け金の半分程度となるため、掛け金を失う可能性が非常に高いです。
しかし、上位当選は大きな利益を得られるため、損失の可能性よりも利益を優先する方が増えます。

まとめ

日常生活で多く目にするのは限定品です。
その時を逃したら購入できないため、買いそびれると損だと錯覚します。
そのため、消費欲求が刺激され商品の購入を促します。

損を避けようと考えていると次第にリスクを過大評価していく傾向がでてきます。
この状態では正しい選択がしにくくなってしまいます。
研究によると失う事は、得る事の2倍の価値を感じるそうです。

備考

損失回避性はダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって提唱されました。

アドセンス

アドセンス

-心理学

執筆者:

関連記事

親近効果

親近効果は最後に与えられた情報の影響が強くなる現象です。親近効果は多くの情報を得る事で効果がより現れやすいです。多くの情報を得る事で全体の把握が困難になり、最後の情報の影響が大きくなる傾向を示す心理効 …

メラビアンの法則(7-38-55ルール/3Vの法則)

メラビアンの法則は矛盾した情報に対しての影響に関する法則です。コミュニケーションを取ろうとすると、言語を用いて表現する事が主流です。その際に会話の内容以外にも多くの情報があります。しかし、会話の内容や …

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果は流行に乗る心理です。バンドワゴン効果は同調効果の一種で大多数と共通の選択をしやすい心理効果です。そのため、みんなが持っているものを欲しくなったたり、みんながやっているからやったりする …

承認欲求

承認欲求は自分の価値を認めてもらいたい心理です。承認欲求は大きくは「自己承認」「他者承認」の2種類に分類されます。後者の「他者承認」は細分化され「上位承認」「対等承認」「下位承認」に分類されます。 自 …

統制の所在(帰属意識の在処/ローカスオブコントロール)

統制の所在はローカスオブコントロールや帰属意識の在処などと呼ばれ、評価を受けた際、責任の所在が内側か、外側か分類する考え方です。周囲のせいにする方が精神的に安定しますが成長には繋がりません。そのため、 …

Google AdSense



line証券


アマゾン


外部リンク


もしよろしければ
応援していただけると幸いです。

PVアクセスランキング にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

にほんブログ村 投資ブログへ