ハロー効果(後光効果/ハローエラー) | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

心理学

ハロー効果(後光効果/ハローエラー)

投稿日:2019年12月8日 更新日:

ハロー効果(後光効果/ハローエラー)とは

概要

ハロー効果は特徴的な印象を過大に捉えてしまう心理作用で、「後光効果」や「ハローエラー」とも呼ばれています。

ハロー効果は認知バイアスの影響で顕著な特徴が過大に捉えられてしまいます。

そのため、第一印象で受けた特徴的な印象を元に先入観から不足している情報を予想してしまう事で実際の人物像とは異なった印象を持ってしまう事も多いです。

現象となる事が多いです。

ハロー効果は主に2種類に分類され「良い印象が協調される時」と「悪い印象が協調される時」があります。

  • ポジティブ・ハロー効果 (良い印象)
     特徴的な印象の評価が高いと知らない他の情報の評価も高いと予想します。
  • ネガティブ・ハロー効果 (悪い印象)
     特徴的な印象の評価が低いと知らない他の情報の評価も低いと予想します。

このような真逆の印象を与えてしまったり受けてしまう可能性があると、等身大の評価がでてきていないので関係が悪くなってしまう事があります。

ハロー効果の具体例

ハロー効果の与える心理的な影響によって全く異なる判断をしてしまう・されてしまう可能性があるので注意が必要です。 

具体例

条件を下記の4つとします。

  • Aさん
    有名大学までの教育を受けて高学歴の人材として大企業に正社員として勤める社会人になりました。
  • Bさん
    高校に入学して早々に中退してしまったため中学校までの教育しか受けずに中小企業にアルバイトとして勤める社会人になりました。
  • 他の要素は全く知らないとします。

このような条件のA・Bさんを想像すると全く異なる印象になる人が多いと思います。

例えば

  • Aさんは博識で給料も多く仕事もできる印象を受けるとします。
    (ポジティブ・ハロー効果)
  • Bさんは定職に就かずに親元で暮らしてお世話になっている印象を受けるとします。
    (ネガティブ・ハロー効果)

上記のように、事実がわからずに先入観で判断してしまうと歪んだ印象を持ってしまう可能性があります。

特に俗にいうイケメン・イケジョ(美男、美女など)がポジティブ・ハロー効果を受けやすい傾向があり、生涯年収などの具体的な数字としても影響がでるといわれています。

このように誤解を生む心理が働くのは、生態系の中で生き残るために物事を即断できる能力が必要だったためで、即断する能力が高かった個体が生存競争に勝ち続けてきた(敵者生存(最適者生存)の世界では即断できる方が適応能力が高かった可能性があります。)ため遺伝的に受け継がれてきた(生存者バイアス)ようです。

ハロー効果の克服

ハロー効果を克服し、先入観を防ぐ対策として、

  • 事実的な評価から他の評価を想像しないようにしましょう。
  • 一つの行動から得られる評価は事実的な評価一つにしましょう。
  • 数字などを意識し客観的事実を元に評価基準を設けて評価するようにしましょう。

などがあります。

基本的に感情と評価は別に考え客観的な視点で捉えなくては現実的な評価との差が生まれてしまいます。

具体例

やる気のない雰囲気で淡々と仕事をし、定時に帰宅する社員Aさんがいるとします。

ここでハロー効果を受けてしまう場合

  • やる気のない雰囲気だから仕事もできないだろう
  • 淡々と仕事をしてるのだから周りとかかわりたくないのだろう
  • 定時で帰っているから大した仕事をしていないだろう

このような「だろう」を主軸とした先入観が生まれます。

ハロー効果を克服するためのポイントとして

  • やる気のない雰囲気
    →受信者側の主観なのでよくありません。
  • 淡々と仕事をしている
    →なぜ淡々と仕事をしているのかを確認してください。
  • 定時に帰宅
    →仕事の進捗具合を算出してくください。

このように感情的な評価と実際の内容を確認する事が大切になります。

実際の社員Aさんは下記のような社員かもしれません。

  • 仕事の効率がとても良い社員さん。
  • 仕事量が多く、周りを気にする余裕はありません。
  • 家には親や子供の世話をするため早く帰宅しなければいけません。
  • 仕事量が多いのに家に帰れば家事等を毎日しているため疲労困憊で出社してしまいます。

このように最初の先入観とは異なった見え方になる可能性もあり、ハロー効果を受けた評価の社員Aさんと、実際の社員Aさんでは印象がまったく異なります。

まとめ

ハロー効果は人の評価を左右するほど大きな影響を与えます。

特に多くの人は初頭効果(最初の印象を大きく受ける)の影響が大きくなりがちで、一度ついたアンカリング効果(その後の評価基準の参考となってしまう心理)の影響を克服することはとても難しいです。

特に評価を180度変える事は一貫性の法則(一貫性の原理)(継続したいと思う心理)によって憚られるため、評価を覆すためには大きなインパクトが必要になります。

そのため、ネガティブハローの影響を与えてしまわないようにする事はとても大切です。

また、評価をする際にもハロー効果に惑わされないように気を付けたいですね。

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