ノブレス・オブリージュ | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

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ノブレス・オブリージュ

投稿日:2020年6月14日 更新日:

ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)は「力には責任が伴う」という考えです。

ノブレス・オブリージュで表現される力は物理的な力に限らず、資産や権力などの見えない力も含みます。

つまり、財産・権力・社会的地位などの優れたものがある人はそれ相応の責任が伴い、善良な道徳観を持ち合わせる義務を負わなければならないいう考えで、ソーシャルグッドを目指すような倫理観や人格が必要になるとするものです。

独占的・自己中心的な行動はを慎み、社会的模範(社会的貢献など)となるように努める事が求められ、行動がその富にふさわしくないと判断されると社会的に避難されてしまうこともあります。

しかし、本来ノブレス・オブリージュを意識しなくてはいけないような人は、その立場から他者から注意や警告を受ける事が減ります。

そのため、他人から本心をぶつけられる機会が減っていきますが、その反面注目度は上がっていきます。

そのため、一般の人よりもその行動に対しての関心が強くなるため些細な事でも批判や賞賛の対象となってしまいます。

具体例

世界でも有数の資産家であるウォーレン・バフェットさんは慈善事業に多額の資産を寄付しています。

2000年以降に460億ドル以上の寄付をしていますし、2006年からは374億ドルを5%ずつ寄付すると宣言もしました。

しかし、彼自身の住む家は1958年に約31,500ドル(現在の価格で25万ドル相当)で購入したもので、資産に対して彼の住まいはとても謙虚なものです。

また、ウォーレン・バフェットさんと仲の良いビル・ゲイツさん(こちらも世界で有数の資産家)はウォーレン・バフェットさんの寄付によって慈善基金団体を大きくして慈善活動の幅を広げています。

このように世界に名の知れているような人は自身のためだけに富を使うのではなく、広い視点で世の中のためになるような行動をしています。

日本よりも海外のほうが慈善活動の意識が高いようなのは少し残念です。

まとめ

世界には様々な人がいて「能力的には恵まれているのに環境的に恵まれない人」「環境的には恵まれているのに能力的に恵まれない人」「能力的にも環境的にも恵まれていない人」がいる一方で「能力的にも環境的にも恵まれている人」が一定数存在します。

このような人の多くは自分が恵まれていたと自覚を持つ事なく過ごしている傾向があります。

これは、生まれ持った能力と与えられた環境を「あたりまえ」だと感じているからです。

しかし、実際には成長する過程で多くの人と関わり多くの影響を受けて現状があるはずです。

そのため「周囲の人を陥れて得た富」と「周囲の人と協力して築いた富」を手にしている人では異なった世界に感じていると思います。

周囲の人と共に得た富はその後も継続し、困った時に救いの手が差しのべてもらえる事もあると思います。

反対に他人を陥れて得たものは、その過程で行われた不義理によって多くの私怨を持たれている可能性があります。

このような点については一般的な生活を行っていても垣間見る事ができます。

同じ事をしているのに幸せそうな人と不幸そうな人がいると思ったことはありませんか?
その違いはその過程にあり、普段からがんばっていると困った時に力になってくれる人は多いです。

特に日本では人情や義理といった概念が強いので、過程でなにを行ったのかは大きな影響を与える傾向が強いです。

現在恵まれていると感じるような事があれば、困っている人が周りにいないか少し見渡してみてください。

ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは「世界平和のために私たちはどんな事をしたらいいですか?」との質問に対して「家に帰って家族を愛してあげてください」と回答しています。

自分の身近な所から、無理のない範囲でできることを徐々にしてほしいです。

備考

ノブレス・オブリージュという考えは欧州の一般的な考え方です。
残念ながら日本にはこの概念がまだ浸透していませんが、周知が広がりつつあります。

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