ゼロサム・ゲームは総体的なお金が一定に保たれ、その配分によって利益が出る事です。
ゼロサム・ゲームを行うと短期的には利益が出るかもしれませんが、継続しても利益を得ることは難しいです。
そのため、ゼロサム・ゲームは利益が出ている時点でやめる事が望ましいです。
単純な確率のみの要素で利益が決まる場合は多くの利益を得ようとするとゼロに収束していき、マイナスになることもあります。
そして、マイナスの状態で続ける事によってゼロに収束していきます。
具体例
AさんとBさんがコインの裏表を当てます。
掛け金は100円とします。
掛け金が正解者に配当されます。
Aさんのみが正解したとする場合
Aさん+100円
Bさん-100円
Aさん+Bさん=0円
上記のようにAさんとBさんと合計は0になります。
コインの裏表を当て続けることはとても難しいです。
これがゼロサム・ゲームです。
まとめ
ゼロザム・ゲームは新たな要素を取り入れ、プラスサム・ゲームへと移行する事で利益を得る事ができる可能性が増加します。
反対に、親の取分があるものは、総体的な配分が減少していくので利益を出す事は難しいです。
このように配分されるサムがマイナスになることから、マイナスサム・ゲームと呼ばれています。
上記の様にプラスサム・ゲームや、マイナスサム・ゲームのことを総じて、非ゼロサム・ゲームといいます。
非ゼロサム・ゲームの代表として、囚人のジレンマはよく取り上げられます。
備考
ゼロサム・ゲームはゼロ和とも言われています。
サム(和)がプラスマイナスゼロになる事が由来です。