カクテルパーティー効果は影響の大きい音声を集中して認識する現象です。
カクテルパーティー効果は様々な会話が飛び交う中で興味や関心が強い話題は自然と耳に入ってくる現象で選択的注意の中でも音に集中している状態す。
これは周囲から聞こえる音を処理して必要な情報の発信源だけに集中して意識を向ける事ができるためと考えられています。
しかし、多くの場合に興味や関心がある内容の話題は関わりのある人の発言である事が多いです。
そのため声を聞き分けているとする意見や口癖や内容を予想しているとする意見や、視認できる場合は口の動きから内容を予測しているなど否定的な意見もあります。
この場合は実際の発言と異なった内容だと認識してしまう可能性があるため気を付けなくてはいけません。
具体例
イベントなどでは周囲の雑音が多くなりがちです。
しかし、友人と話しながら会場を回っても自然と友人の声は耳に入ってきます。
また、自分が気になる発言(イベントの情報など)も耳に入ってきやすいです。
これがカクテルパーティー効果で自分に必要な情報が優先して認識されます。
しかし、周囲の雑音を全て認識できるわけではありません。
意識してない重要な情報がまぎれている可能性もあるため注意が必要です。
まとめ
カクテルパーティー効果は周囲にあふれる情報から重要だと思う情報を優先して認識します。
これはカラーパス効果(意識している事への認識が強くなる心理)の一種だと思われます。
その反面、意識を向けていない情報に対しての認識が甘くなってしまいます。
近年はスマートフォンや携帯ゲーム機に意識を向けすぎ、周囲の音を認識できない方が事故にあう事が増加しています。
そのため、意識を向ける対象を考える事も重要です。