鬱病(うつびょう) | あむぶろ 学校では教えてくれない大切なこと

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鬱病(うつびょう)

投稿日:2020年5月1日 更新日:

鬱(うつ)病は気分障害の一種で精神的に優れない状態です。

鬱病は心が疲弊する事で精神的に追い込まれ、マイナス思考になってしまう状態です。

鬱病になってしまう原因は主にストレスによるものが強く、将来に対する不安・周囲からのプレッシャー・自分の能力以上の仕事量・ハラスメント・孤独などが考えられます。

そして、過度なストレスに身を置く事でストレスが蓄積され、精神面のみだけではなく身体的にも問題がが起きてしまうのが鬱病です。

機能障害が起き始めるとストレスレベルはとても高い状態となっています。

鬱病の発症率は3~7%とされていますが、近年増加傾向をたどっています。
ストレスは体にとって大きな負担であるため、うつ病になる方は多くの症状が発生します。

鬱病は受けるストレスを減らし十分な休息・睡眠をとる事で症状が改善され、社会復帰をする事もできる病気です。

しかし、うつ病が重症化してしまうと、治療にも多くの時間がかかってしまうため、早期発見・早期治療を行う事が望ましいです。

鬱病の症状

鬱病の症状は精神的なものに留まらず、身体的な影響もあります。

精神的な影響

  • 否定的な思考
    (不安感・人間不信・悲壮感・自己嫌悪・孤独感)
  • 興味の消失
  • やる気がなくなる
  • 感情の波が激しくなる
  • 表情が暗くなる
  • 挙動不審

身体的な影響

  • 睡眠不足・食欲不振
  • 認知機能・思考能力の低下
  • 疲労感・倦怠感
  • めまい・吐き気・多汗・動悸

このように多くの症状があるため、個人でその対応方法が異なる事もありますが、その多くはストレスの原因を根絶する事で改善されます。
また、過度なストレスによって依存症となってしまう人も多いです。

重症な鬱病の人は原因となったストレスから離れても、鬱病の悪循環から抜け出す事が難しい方もいます。

また、うつ病は症状によって岐に渡り細分化されるため、症状が間隔をあけて定期的に起こる人もいます。

鬱病の原因

鬱病の原因は身体及び精神的ストレスと考えられています。

鬱病を発症する人は几帳面・真面目・内向的・頭の良い人の割合が多いようです

遺伝的な要因があるとも考えられており、親族に精神疾患の経験を持つ人がいる場合は、発症リスクが高いと考えられています。

また、アルコール依存症や過度なアルコール摂取も鬱病のリスクを高めると考えらていますが、鬱病の影響でアルコール依存症となる事もあります。

鬱病は過度なストレスから身を護るための防衛行動の一種として、安静な状態を作るために情報を遮断し行動を抑制するように脳が働きかけるとする見解もあります。

治療方法

一般的にはストレスの原因を遠ざけ、安静に暮らす事が望ましいですが、ストレスの原因が会社にある場合はやめてしまうと、金銭的ストレスを抱えることで、ストレスの原因が異なるだけとなってしまう方もいます。

ストレス耐性は血液型で異なるとも言われますが、遺伝的要因や身体的要因あるようです。
病院へ行き正しい判断をあおぐことが治療への第一歩となります。
そのため一度受診を行っていただき、個人にあった対応を行っていただく事が望ましいです。

まとめ

鬱病はだれしもなる可能性のある病気です。

日本では100人のうち約5人が鬱病を経験していると考えられています。
そして、その患者数は近年増加傾向にあるとされています。

患者数が増加傾向にある要因として

  • 鬱病の診断基準の範囲の拡大のため
  • 鬱病の認知が増加した事に比例して受診する人が増加したため
  • 社会や経済状況の影響によってストレスが増加したため

などが考えられています。

また、躁うつ病(双極性障害)は鬱と健康的な状態を繰り返すため、鬱病の自覚がない人もいます。

今まで好きだった趣味に興味を示さなくなったりするなどの、興味が薄れる事が増加傾向にある場合は、鬱病の初期状態の可能性があるため十分な休息をとる・専門の機関への受診などの対応が求められます。

重症化するまえに早期発見、早期治療が望ましいですが、精神科への受診は気持ち的に抵抗を感じる方が多いかもしませんが、重症化するよりは断然良い選択肢です。

また、自己診断と診察結果が大幅に異なるようでしたら、セカンドオピニオン(何件か病院を回る)を行い、相性が良い病状を理解してもらえる先生を探す事も大切です。

病院を受診する事が長期間に及ぶ場合は自立支援医療(精神通院医療)制度などの患者をサポートする制度も存在するため、受給要件に該当するか詳細を確認する事で、闘病生活への負担を軽減できることもあります。

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